令和8年9月市長行政報告
ページ番号1006969 更新日 2026年9月17日
1 令和8年熊本地震に関する対応について
去る7月28日に発生した令和8年熊本地震におきまして、多くの人的被害や建物被害、広範囲にわたるインフラの損傷など、甚大な被害が発生しております。ここに、犠牲となられました皆さまのご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興を祈念いたします。
また、航空自衛隊千歳基地及び長沼分屯基地から被災地に派遣された6人の隊員をはじめ、救助・救援活動等に懸命に取り組まれている方々に敬意と感謝の意を表します。
本市におきましては、8月4日に熊本県に対して、義援金として100万円を送ったほか、市立千歳市民病院の医師及び看護師等4人が、日本医師会災害医療チームとして活動し、9月6日から10日までの期間、熊本市を中心に支援を行ったところであります。
この度の災害を教訓として、引き続き、市民の生命及び財産を守るため、防災に関わる情報の収集と共有をはじめ、迅速に対応できる体制の強化など、防災関係機関と連携し、災害に強いまちづくり、ひとづくりに取り組んでまいります。
2 市功労者のご逝去について
このたび、千歳市功労者、西澤 久(にしざわ ひさし)様が8月15日にご逝去されました。
西澤様は、民生委員児童委員として、各種相談業務や支援活動などに尽力され、健全な地域社会づくりと地域住民の福祉の向上に貢献をされました。
そのご功績は誠に大きなものがあり、謹んで哀悼の意を表します。
3 新千歳空港について
新千歳空港の乗降客数につきましては、7月の速報値で、国内線が202万人で前年比107パーセント、国際線が41万人で前年比108パーセント、全体としては243万人で前年比107パーセントとなりました。国内線、国際線ともに好調が続いており、航空需要は着実に増大しております。
6月26日には、今後見込まれる航空需要の増大への対応など、空港の機能強化を求める新千歳空港の整備促進などについて、千歳市議会と連名で、国等への要望活動を実施しました。
引き続き、空港運営事業者などと連携し、空港機能の高度化・高質化や航空路線の維持、拡充に取り組んでまいります。
4 千歳市空港開港100年記念音楽フェスの開催について
6月20日、空港開港100年記念事業の一環として、市民の主催により、日本航空大学校北海道新千歳空港キャンパスにおいて「FLY HIGH fes.2026」が開催され、市内外から約5,500人が来場されました。
開催にあたっては、市民割や中学生以下の無料化を行ったほか、当日は空港開港100年の普及啓発、石井 竜也(いしい たつや)氏らによるライブや各種体験コーナーなどが展開され、記念事業のスタートとして大いに機運が高まりました。
ご尽力いただいた実行委員会をはじめ関係者の皆さまに深く感謝申し上げますとともに、空港開港100年の節目を機に、今後も本市の新たな魅力として定着、発展していくことを期待しております。
5 日米共同訓練について
6月22日から7月1日までの期間において、日米共同訓練「ヴァリアントシールド2026」が実施され、事故等もなく無事終了しました。
市といたしましては、国の報道発表以降、米軍人の綱紀粛正の徹底などを国に求めたほか、市民への周知や関係機関との情報共有などに努めており、今後も市民の安全・安心の確保に向け適切に対応してまいります。
6 企業誘致について
企業誘致につきましては、臨空工業団地で立地操業している株式会社テクノウェルが、8月に本市と土地売買契約を締結し、同団地内において事業用地を拡張しました。同社は、半導体製造装置用配管部品や水素ステーション用部品の製造などを行うこととしており、操業開始時期は令和9年7月頃と伺っております。
また、セントラルリーシングシステム株式会社が分譲する新千歳空港ロジスティクスセンターにおいては、6月に株式会社カーポイントビックが車両のストックヤードとして土地を活用するため、8月にRESジャパンホールディングス株式会社が物流倉庫用地として土地を拡張するため、それぞれ土地売買契約を締結しました。
これにより、市内工業団地への本年度の立地件数は4件となり、本市の産業振興に波及効果をもたらすことを期待しております。
半導体関連企業のオフィス進出状況につきましては、最先端の半導体・電子システム設計・製造の支援を行う「シーメンスEDAジャパン株式会社」、半導体製造装置の製造・販売等を行う「株式会社東京精密」、半導体製造装置のメンテナンス等を行う「株式会社ピアテクニカル」、並びに半導体工場における保守・製造オペレーター等の人材教育や派遣を行う「NISSOホールディングス株式会社」が、それぞれ市内へのサービス拠点の設置を公表しました。
今後も、企業ニーズの把握に努めるとともに、きめ細かな支援を通じて、半導体関連企業の集積に向けて取り組んでまいります。
7 次世代半導体関連事業について
8月22日と23日に、イオン千歳店の西側広場において、これからの未来を担う小学生に、地域の先進的な技術や科学の面白さを身近に感じてもらうことを目的として、工作キットを通じた半導体の学習プログラムを体験できる夏休みイベントを開催しました。
当日は、公立千歳科学技術大学の福田 浩(ふくだ ひろし)教授が講師を務め、2日間で83人の児童が参加されました。
9月9日には、昨年に引き続き、千歳商工会議所と共催で、市内の半導体関連産業を支える既存立地企業及び新規立地企業の企業間ネットワークや担当者同士の関係の構築を促進することを目的に「第2回ちとせ半導体関連企業交流会」を開催しました。
交流会には、44社から89人にご参加いただき、盛会のうちに終了しました。
今後も、市内立地企業の連携強化に努め、地域経済の活性化に取り組んでまいります。
8 次世代半導体産業振興とまちづくりに関する包括連携協定の締結について
9月2日にNTTドコモビジネス株式会社と「次世代半導体産業振興とまちづくりに関する包括連携協定」を締結しました。
この協定は、IOWN(アイオン)やAI等の先端テクノロジーを活用した産業振興やまちづくりを推進するとともに、市民の安心・安全や利便性の向上、地域経済の活性化を図り、持続可能な地域社会を実現することを目的としております。
9 自衛隊の体制強化を求める活動について
7月8日、ホテルグランテラス千歳において、北海道全体として自衛隊の体制強化に向けた機運を醸成し、防衛政策における北海道の重要性を国に強く訴えることなどを目的として、北海道自衛隊駐屯地等連絡協議会の主催による「北海道の自衛隊を支える総決起大会2026~自衛隊とともに未来へ~」を開催し、全道各地から約550人の皆さまが参加されました。
7月14日には、総決起大会における決議に基づき、防衛省、自由民主党本部、道内選出国会議員に対し、次期防衛力整備計画等への北海道の重要性の明記、必要十分な隊員の確保、自衛官の継続的な処遇改善、退職自衛官の雇用に係る制度等の充実などについて要望しました。
8月4日には、「千歳市における自衛隊の体制強化を求める期成会」として、防衛省及び関係国会議員に対し、本市における自衛隊の体制強化や新編部隊等の配置などに関する要望活動を行い、千歳市防衛議員連盟の皆さまにもご参加いただいたところであります。
自衛隊とともに発展するまちづくりを進める本市にとって、自衛隊員の確保や自衛隊の体制強化は、経済やまちづくりに大きく影響する重要な課題でありますことから、引き続き、北海道自衛隊駐屯地等連絡協議会等と連携しながら、道内部隊の体制強化や厳しい自然環境等を踏まえた自衛隊員の活動基盤の充実に向け、積極的に取り組んでまいります。
10 防災訓練等について
9月5日、千歳市防災学習交流センターそなえーるにおいて、市民の防災意識の高揚、市と防災関係機関との連携強化等を目的とした「千歳市総合防災訓練」を実施しました。
今年度も、そなえーるが実施している「防災フェスタ」と同時開催し、子どもを対象とした「防災シールラリー」や親子で楽しみながら防災について学べる「ウルトラ防災クイズ」を実施するなど、幅広い年齢層に向けて防災意識の普及啓発に取り組んだほか、各防災関係機関が保有する災害対応車両や資機材、防災備蓄品、災害時に活用が可能なキャンプ用品を展示するとともに、近年のヒグマ出没事案の増加を踏まえ、クマ対策備品の展示も実施したところであります。
当日は、自主防災組織や町内会、防災関係機関などから1,416人の皆さまにご参加いただき、防災備蓄備品の取り扱いをはじめとする防災への理解や関心を高めていただく機会になったものと考えております。
今後も、継続的な訓練の実施や普及啓発を通じて、市民と防災関係機関、協力機関等との相互理解を深め、災害に強いまち・ひとづくりの推進に努めてまいります。
11 災害時の協定について
7月9日に、株式会社ホンダカーズ札幌中央と「災害時における電気自動車等の提供に関する協定」を締結しました。
この協定は、災害発生時において、電気自動車を活用した電源供給を受け、被災者支援に役立てるほか、保有車両の提供を受け、支援活動に伴う職員の移動や資機材の搬送等に役立てるものであります。
8月6日には、株式会社グリーンズと「災害時における宿泊施設の提供に関する協定」を締結しました。
この協定は、災害発生時において、当該事業者が運営する「コンフォートホテル千歳」を特段の配慮が必要な方の避難場所や支援者の宿泊場所として活用することにより、災害時の住民サービスの向上及び災害対応力の強化を図るものであります。
今後も、災害に強いまちづくりを目指し、関係する団体や企業等との協定締結を進めてまいります。
12 日本年金機構からの感謝状について
8月28日、国民年金制度の事業運営における、本市の広報誌を通じた制度周知や「おくやみハンドブック」による手続きの対応等が評価され、日本年金機構より感謝状が贈呈されました。
道内自治体で本市のみが選ばれたことは大変名誉なことであり、今後も引き続き国民年金事業の推進に取り組んでまいります。
13 自然共生サイトについて
7月30日、企業や団体、行政が一体となって本市の貴重な水源涵養エリアを保全するため、国が認定する「自然共生サイト」への登録を目指し、市、セイコーエプソン株式会社、Rapidus株式会社、日本野鳥の会など8団体による「千歳市自然共生サイト推進協議会」を設立しました。
今後は、協議会において決定した「美々川源流部周辺」を申請エリアとして、令和9年2月の登録を目指すとともに、協議会会員と連携を図りながら、環境保全活動などに取り組んでまいります。
14 第49回千歳市老人福祉大会について
9月10日、北ガス文化ホールにおいて、市と千歳市老人クラブ連合会の共催により、永年にわたり社会に貢献されてきた高齢者を敬い、長寿をお祝いするとともに、高齢者の地域社会参加と生きがい活動の促進を目的に、「第49回千歳市老人福祉大会」を開催し、271人が来場されました。
当日は、「いきいき百歳体操実践者表彰」、「千歳市老人クラブ連合会功績表彰」のほか、落語家 桂 三段(かつら さんだん)氏による落語会、老人クラブ会員による演芸発表等を行い、高齢者の長寿をお祝いしました。
今後も、高齢者が住み慣れた地域で、いきいきと暮らし続けることができる地域社会の実現に努めてまいります。
15 令和8年度千歳市福祉のしごと合同入職式について
7月16日、千歳市総合福祉センターにおいて、福祉に携わる新規採用職員の意欲向上と地域全体で福祉人材を歓迎し職場定着を図ることを目的として「令和8年度千歳市福祉のしごと合同入職式」を開催しました。
当日は、介護や障がいの13事業所と市から33人の新規採用職員が参加し、職員の紹介や先輩職員からの贈る言葉のほか、一つのテーマをグループに分かれて話し合う「ケア・カフェ」を行い、交流を深めました。
今後も、福祉に携わる職員の働きやすい環境づくりに努めてまいります。
16 あいサポート運動の連携推進に関する協定締結について
7月7日、鳥取県と「あいサポート運動の連携推進に関する協定」を締結しました。
この協定は、令和7年3月に制定した「千歳市コミュニケーション条例」で目指す、誰もが暮らしやすい共生社会を実現するため、発祥である鳥取県と連携して、様々な障がいの特性を理解し、障がいのある人が困っているときに「ちょっとした手助け」や配慮を実践する「あいサポーター」を育成する「あいサポート運動」を推進することを目的としています。
今後も、市民が相互に人格と個性を尊重し合い、安心して共に生きることができる地域社会の実現に取り組んでまいります。
17 第2子保育料完全無償化の実施について
子育て家庭の経済的負担を軽減するため、市独自の施策として、0歳から2歳児クラスに通う子どもについて、所得に制限を設けず、世帯における小学生以上の子どもを含めてカウントした第2子の保育料を9月より無償化しました。
全てのこどもが輝き、子育て家庭が子育ての喜びを実感できるまちを実現するために、今後も子育て支援施策に取り組んでまいります。
18 千歳市民夏まつりについて
7月18日から8月21日までの35日間にわたり、「翼に夢をのせて 未来につなげ」をテーマに、「千歳市空港開港100年記念 第50回千歳市民夏まつり」が開催されました。期間中は「2026スカイ・ビア&YOSAKOI祭」をはじめ、「千歳市民花火大会」、各商店街の夏まつり、「千歳市民納涼盆踊り大会」など、魅力あるイベントが繰り広げられ、市民や観光客などで賑わいました。
夏まつりのオープニングとなる「スカイ・ビア&YOSAKOI祭」では、3日間で約1万1千人が来場し、最終日の「千歳市民納涼盆踊り大会」には、26団体と個人を合わせ、約1,200人が参加するなど、盛況のうちに夏まつりを終了することができました。
各商店街、企業、関係団体及び市民の皆さまの熱意あふれる取組や協力に対し、心から感謝申し上げますとともに、今後も、交流の輪が広がるよう、夏まつりの魅力向上に努めてまいります。
19 農作物の生育状況について
農作物の生育状況につきましては、本年は雪解けが早く、農作物の作付けは順調に進みました。
生育期となる5月から7月中旬には適度な降雨と、気温や日照時間に恵まれたことなど、8月7日に実施した「農作物生育状況調査」では順調に生育しており、平年並みの収穫が見込まれることを確認したところであります。
今後も台風などの影響がなく、好天に恵まれ、豊穣の秋を迎えられることを期待しております。
20 姉妹都市等との国際交流について
ダイモンド高校長期交換留学事業の第4期留学生として、8月12日に千歳高校2年生の谷部 瑠星(やべ りゅうせい)さんが、姉妹都市のアンカレジへ向けて出発しました。
谷部さんは、約10か月間ホームステイをしながら、ダイモンド高校へ通学するほか、市内各種イベントへの参加など、市民との交流も予定しており、姉妹都市交流の架け橋となってくれることを期待しております。
また、青年海外派遣研修として、8月6日から11日までの6日間にわたり、千歳市在住の大学生2人、高校生3人、引率者2人、総勢7人が、多様な民族が共存するマレーシアのクアラルンプールなどを訪問しました。
参加した学生たちは、国立大学マレーシア プトラ大学で現地学生と交流を行い、異なる文化や価値観に触れることで、国際的な理解を深め、視野を広げるきっかけとなりました。
21 支笏湖チップ釣りについて
6月1日に解禁した支笏湖チップ釣りは、8月31日に事故もなく無事終了しました。
漁獲数につきましては、昨年の8万8,245尾よりも79パーセント少ない1万7,870尾となったほか、出漁数につきましても、昨年の4,355隻を16.2パーセント下回り、3,651隻となったところであります。
支笏湖チップ資源の保護・増殖につきましては、国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産資源研究所や北海道などからの助言をいただきながら資源動向の把握に努め、支笏湖漁業協同組合などと連携し、取り組んでまいります。
22 陸上競技大会について
7月4日、陸上競技の中長距離大会「ホクレン・ディスタンスチャレンジ2026千歳大会」が、青葉陸上競技場を会場に開催されました。
当日は、天候に恵まれ、約300人のエントリーのもと全16レースが実施され、充実した大会となりました。
運営に協力いただいた千歳陸上競技協会をはじめ、関係者の皆さまに感謝申し上げます。
本大会は、本市の道内外からのアクセスの優位性や良好なトレーニング環境等を全国にアピールできる絶好の機会となることから、今後も継続的に開催できるよう、日本陸上競技連盟との連携を強化し、更なる合宿・大会誘致の推進と交流人口の拡大に努めてまいります。
7月5日、第74回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会の10,000m大会が青葉陸上競技場で初開催されました。
当日は、天候に恵まれ、約100人のエントリーのもと全4レースが実施され、充実した大会となりました。
23 全国高等学校総合体育大会について
7月22日から8月21日までの間、高校生最大のスポーツ大会である全国高校総体が、近畿ブロック6府県を中心に開催されました。
本市からは、日本航空高校北海道校女子バスケットボール部が北海道予選会で優勝され、本大会に出場されました。
また、千歳北陽高校3年生の小林 叶羽太(こばやし きょうた)さんが男子レスリング65キログラム級に、同校3年生の若狭 小太朗(わかさ こたろう)さんが男子レスリング92キログラム級に、同校3年生の三明 日香(さんみょう はるか)さんが女子レスリング62キログラム級に、千歳高校1年生の酒井 桃花(さかい ももか)さんが女子200m平泳ぎ、400m自由形に出場されました。
24 日本ジュニアゴルフ選手権について
8月19日から21日までの間、日本ジュニアゴルフ選手権が埼玉県にある久邇カントリークラブで開催されました。
本市からは、北海道内の予選を勝ち抜いた、日本航空高校北海道校2年生の小林 聖(こばやし ひじり)さんが女子15~17歳の部に出場されました。
出場した選手の皆さんは、日頃の練習の成果を存分に発揮し、北海道代表としてベストを尽くし、健闘されました。今後のさらなるご活躍を心より期待しております。
25 株式会社コンサドーレとの連携協定の締結について
8月22日、株式会社コンサドーレと連携協定を締結しました。
この協定は、双方が連携・協力して、地域の一層の活性化及び市民サービスの向上を図ることを目的としており、今後、地域の魅力発信、観光振興、スポーツ振興、健康づくりに関することなど、様々な分野にわたる取組を進めてまいります。
26 スポーツ合宿誘致活動について
9月19日から10月4日まで名古屋で開催される「第20回アジア競技大会」に参加する日本代表選手による強化合宿が、9月に行われました。
日本代表選手の合宿地として選定されたことは、本市にとって、大変名誉なことであるとともに、今後の合宿誘致の更なる促進や市民スポーツの振興、交流人口の拡大につながるものと期待しているところであります。
27 公共工事の進捗状況について
公共工事の進捗状況につきましては、第4長都橋などの橋梁修繕工事や緑小学校などのトイレ改修工事のほか、中央釜加線などの舗装や市内各所の舗装修繕工事などを予定どおり進め、工事完了に向け順調に推移しております。
また、(仮称)大和地区コミュニティセンターの建設工事や公園改修工事などにつきましても、契約締結及び工事着工に向けた準備を進めており、上半期の目標である発注率85パーセントにつきましては、達成できる見込みとなっております。
28 決算について
令和7年度の決算につきましては、一般会計で、市税や地方消費税交付金の増など、歳入の確保や経費の節減、創意工夫などに努めた結果、収支不足分として予算で措置した5億8,070万3千円を財政調整基金から繰入れることなく決算を終え、実質収支額12億8,635万2千円の黒字となり、また、7特別会計につきましては、いずれも黒字となり、特別会計の実質収支総額は、3億139万3千円となりました。
また、補正予算を活用し、急激な物価高騰の影響を受けた市民生活への支援等に取り組む一方、第2期財政標準化計画を着実に推進した結果、資産・債務状況では、実質公債費比率が前年度に比べ減少し、将来負担比率が前年度に引き続き算定されませんでした。
今後も多様で安定的な市民サービスを提供するため、強固で持続可能な財政基盤の確立を進めてまいります。
水道事業会計につきましては、工場用や営業用の有収水量が増加したため、有収水量全体においては前年度を12.5パーセント上回り、給水収益は対前年度比13.2パーセントの増の21億353万9千円となり、単年度収支は2億2,224万9千円の純利益を計上しました。
その結果、未処分利益剰余金は、令和6年度からの繰越利益剰余金と合わせて2億4,501万5千円となり、このうち剰余金処分として、減債積立金に2億2,220万円を積み立てることとしております。
下水道事業会計につきましては、工場用や営業用の有収水量が増加したため、有収水量全体においては前年度を9.7パーセント上回り、下水道使用料は対前年度比10.4パーセントの増の16億620万4千円となり、単年度収支は1億6,440万7千円の純利益を計上しました。
その結果、未処分利益剰余金は、令和6年度からの繰越利益剰余金と合わせて1億8,864万4千円となり、このうち剰余金処分として、減債積立金に1億6,440万円を積み立てることとしております。
今後も「千歳市水道事業経営計画」及び「千歳市下水道事業経営計画」に基づき、施設の適切な維持管理と更新により、良質な水の安定供給と衛生的で快適な生活環境の確保に努めるとともに、持続可能な事業運営を目指し、経営基盤の強化を図ってまいります。
病院事業会計につきましては、外来患者数が3,526人減少したものの、入院患者数が2,355人増加し、入院・外来収益全体では増収となったほか、周産期医療や高度医療などに対する一般会計繰入金の増加、国からの賃上げ・物価上昇に対する支援事業補助金があり、事業収益は3億7,092万5千円の増加となりました。
事業費用においては、物価の高騰が続いていることに加え、診療体制の充実や人事院勧告に基づく給与改定の影響などにより給与費が増加したことなどから、前年度に比べ2億8,188万3千円の増加となり、単年度収支では4億5,332万8千円の純損失を計上することとなりました。
医療を取り巻く情勢は非常に厳しい状況が続いておりますが、地域の基幹病院として、必要な医療提供体制を確保できるよう、より一層の経営改善に取り組み、健全で安定した経営基盤の確立に努めてまいります。
以上申し上げまして、行政報告といたします。