地震の発生原因
地震は「海溝プレート型地震」と「断層型地震」、および「火山性地震」があります。
海溝プレート型地震
海溝などのプレート境界やその周辺で発生する地震です。海で発生することが多く、実際に発生した場合は津波の発生する場合もあります。
2003年に発生した十勝沖地震や、1993年に奥尻島が津波による被害をうけた北海道南西沖地震が海溝プレート型地震です。
断層型地震
上記のようなプレート境界からは離れた、陸域内の通常20km以下の浅いところで発生する地震です。
1995年に発生した阪神・淡路大震災や2004年に発生した新潟県中越地震は断層型地震が都市部の直下で発生したものです。
火山性地震
マグマの活動により発生する地震です。比較的小規模で、火山の付近でのみ発生します。
千歳市付近の活断層の状況
○石狩低地東縁断層帯
現在日本には約2,000の活断層があると言われており、千歳市の東部にも「石狩低地東縁断層帯」という断層があります。
この断層帯の主部は美唄市から岩見沢市、夕張郡栗山町、夕張郡長沼町、夕張郡由仁町、千歳市を経て、勇払郡安平町まで、長さ約66キロの断層帯で、全体が活動した場合、マグニチュード7.9程度の地震が発生し、約2メートルの段差・たわみが出ると考えられています。今後30年間の地震発生確率はほぼ0%と推定されています。
また、断層帯南部は千歳市から勇払郡安平町、苫小牧市、勇払郡厚真町を経て、沙流郡日高町沖合の海域に至る長さ約54キロ以上の断層帯で、全体が活動した場合はマグニチュード7.7程度の地震が発生し、4メートル程度の段差やたわみが発生すると考えられています。
断層帯南部の今後30年間の地震発生確率は、断層帯の最新活動時期が特定できていないために信頼性は低いですが、0.2%以下と推定されており、国内の断層帯としては発生確率が高いグループに属しています。
なお、石狩低地東縁断層帯の詳細につきましては地震調査研究推進本部から発表された「石狩低地東縁断層帯の長期評価の一部改訂について」を参照してください。
この断層帯南部により地震が発生した場合、「石狩低地東縁断層帯南部の地震による予測震度分布.pdf [1813KB pdfファイル] 」によると、千歳市は震度6強の地震が発生すると予測されています。
注)本文中にある「地震調査研究推進本部」、「石狩低地東縁断層帯の長期評価の一部改訂について」、「石狩低地東縁断層帯南部の地震による予測震度分布」の文字をクリックすると、別ウインドウでサイトが表示されます。
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