設定

ふりがなをつける音声読み上げ

平成16年3月号

退職者の皆さん、長い間お疲れさまでした。

3月31日(水曜日)

  3月31日は、不思議な日です。365分の1なのに、年度ですべてが入れ替わるわが国にとっては、仕事上大晦日より、年度末が大きな区切りとなるのです。
  特にこの3月31日で退職される方は、人生の一つの集大成を迎えます。

  千歳市役所では、42人の皆さんがこの31日で退職されます。
  定年で退職される方、勧奨退職される方、自己都合で退職される方がいらっしゃいますが、皆さんは、長きにわたり千歳市職員として奉職されてこられ、これまでのご労苦に対し、心から敬意を表します。
  千歳市は、皆さまのたゆみない努力が実を結び、今や国内外から大きな飛躍を期待されるまでに成長いたしました。今日の市政の発展は皆さまの長年のご尽力があればこそと深く感謝申し上げます。
  また、この日をもちまして、特別職として市政を支えてこられました鈴木助役、太田収入役、須川監査役が退任されました。
  全体の奉仕者として、その職務を全うされ千歳市発展のためご尽力されました。特に、前市長の東川市政の政策を担当され、今の千歳市の基盤を築かれました。
  そして、就任間もない私に対しましても、暖かく見守り、支えていただきましたことに、心から感謝申し上げます。
  本当にありがとうございました。
  惜別の日を迎え、感謝の気持ちとお疲れ様でしたという気持ちでいっぱいです。
  人生は、長くなりました。これからの皆さまの人生に幸多からんことをお祈りいたしまして、門出をお祝いいたします。
  長い間、お疲れ様でした。
  そして、異動される方々も4月1日からは新しい仕事が待っています。新年度に向かってみなさん一緒に頑張りましょう。

鈴木助役退庁の写真

鈴木助役の退庁

退任される特別職の方

退任される特別職へ感謝状

インディアン水車まつり25周年おめでとうございます。

3月20日(土曜日)

  今日は、インディアン水車まつりの開催25周年の式典に出かけました。
  皆さんおなじみのインディアン水車まつりは、昭和54年に「千歳サケ祭り」として第1回目が開催されて以来、早いもので25年が経過しました。
  この25年間、祭りを支え続けてきた歴代実行委員長はじめ、スタッフの皆さまのご努力に、心から敬意を表します。
  スタッフの皆さんは、毎年、祭りの企画や資金面で本当に頭を悩ませていたそうで、特に当日の天気は神に祈るしかない状況で大変だったと思います。前の晩は、泊まり込みでテントの管理をしていたり、強風でテントが飛ぶのをみんなで押さえていたり、華やかな祭りの舞台裏は、スタッフの汗と涙がいっぱいです。
  私は、このインディアン水車祭りを千歳の誇りに思っています。その理由は2つあります。
  一つは、きっかけが、町内会などの地域の方々から始まり、多くの市民の力によって、継続されてきたことです。そこには、郷土への愛着心と団結力が育まれ、「自分のたちのまちは、自分たちでつくる」という『市民力』による祭りとなっています。
  もう一つは、祭りのテーマが、「サケ」ということです。我々北海道の住む者は、サケと共に歩んできた食文化があります。そのサケがのぼる千歳川で、サケの原点や歴史を学びながら、お祭りを楽しむことは、千歳にとってなくなてならないイベントだと思っています。
  今後も、サケのふるさと館とともに千歳の観光資源の核として、その効果を期待しています。
  この25年間ずうと変わらずスタッフとして、英知を尽くしていただきまして、お疲れ様でした。そして、これからよろしくお願いします。
インディアン水車まつり25周年記念祝賀会の様子

全日空ホテルに約120名が集まりました。

千歳科学技術大学学位 記授与

3月20日(土曜日)

  千歳科学技術大学の第3回目の卒業式に来賓として出席しました。
  学部3期生の161人と大学院研究科の卒業生14人の合計175人が、雀部学長から学位 記を授与されました。
  この就職難のなか、93%を誇る就職率の良さは、全国唯一の「光」をテーマにした最先端のパイオニアを育成しているからだと思っています。
  今年は、さらに、大学院の博士課程の新設により、研究部門が強化され、理工系大学として機能を備えたものになりました。
  科技大の貢献度は、人材の育成のみならず、学生達の研究は、地域に根ざし、今やなくてはならない存在になっています。
  光科学はもちろんですが、情報推進、生涯学習、商業振興、図書館、学校教育、総合学習、ボランティア、音楽などの分野においても事業を実施したり、業務の委託を受けたり、大きな成果 を上げています。
  そして、その活動が行政のみならず、市民の中にも広がっており、我がまちの大学として愛される存在となっております。
  卒業されました皆さん、この千歳市で過ごされた時間を人生の糧にして、社会へと羽ばたかれることをお喜びいたします。

学位記授与式の様子

厳かに挙行されました学位記授与式

中学生からのまちづくり提言をいただきました。

3月8日(月曜日)

  千歳中学校の3年生では、総合学習の時間に、「住みよいまち千歳」をテーマに、7グループに分かれて卒業論文にまとめるなど、地域学習が盛んに行われています。
  この日は、3年生代表11人と校長先生、教頭先生、担当の先生が来られ、「千歳を住みよいまちにするための提言書」をいただき、1時間に渡って白熱した意見交換をすることができました。
  11名の生徒の皆さんから、直接、千歳のまちづくりに対する意見や提言を聞きましたが、どれも素晴らしい内容で、的確な意見ばかりでした。中には、辛口の意見やするどい意見、意外な発想などもあり、普段、私たちが気づかないことや見落としやすい所も教えてもらった感じがします。
  提言の内容は、環境問題(ゴミ拾いを体験して)、保育・子育て、滞在型のまちづくり、バリアフリー、高齢福祉、商業振興、教育・図書、消防、自衛隊、情報、空港、文化、病院、下水 など、多岐に渡るものです。
  私は、中学生の皆さんがそれぞれ職場体験を通じて、感じたことや分かったことをもとに、一生懸命、千歳のまちづくりを考えてくれたことが、とてもうれしいです。
  まちは、そこに住んでいる市民一人ひとりが自分でつくっていくものです。そのためには、まず、自分のまちに興味や関心を持つことが第一歩です。
  皆さんは、さらに、課題を発見し、解決策までも提言していることに、頼もしさを感じました。
  今の「不思議に思う気持ち」や「物事を注意深く見る習慣」、「解決するためにはどうすれば良いかを常に考えること」を忘れず、将来は、まちづくりを実践できる大人になってほしいと思います。
  すばらしい提言、ありがとうございました。

提言書をいただきました

各グループから提言書をいただきました

市長室での様子

千歳が住みよいと思う人は?

さあー、卒業式のシーズンです。

3月3日(水曜日)

  3月は、卒業のシーズンです。今年も様々な学校から、新しい世界へと羽ばたかれる季節となりました。
北海道はまだ雪深い中での卒業式ですが、それでも、なんとなく、春らしさを感じます。
  この日は、泉沢にあります日本航空専門学校の第15回目の卒業式に行って来ました。
  航空整備科、空港技術科などから242名の卒業生が、卒業証書を授与されました。

  航空学園の卒業式は、厳かな雰囲気の中でも、とてもさわやかな感じがする卒業式でした。
  学生の皆さんが、きびきびしていて、さずが「知育・徳育・体育」を教育方針としている日本航空学園の学生だなあと感心しました。
  もう一つ感心させられたことは、毎年、就職率100%を達成していることです。
  今年も242名全員の進路が決定しており、航空・空港、エンジニアリング、重工業関係、など航空学園の特異性を生かした分野に就職が決まっているそうです。
  今まで、同じ学舎で共に学び、遊び、暮らしてきた仲間との別れです。
  私も、道議時代から数多くの卒業式に出席させていただいていますが、その度に、自分の学生時代を思い出したりして、感動しています。
  今月は、小学校・中学校の卒業式が一斉に行われますし、15日には千歳リハビリテーション学院、20日には千歳科学技術大学の卒業式があります。
  この春に、ご卒業されます皆さま、誠におめでとうございます。
  皆さまは、様々な分野でそれぞれの道を歩まれることとなりますが、「希望と勇気」を持って、あらゆることにチャレンジしていただきたいと思います。自分の人生は、自分でつくるものです。決して楽な道ではありませんが、多くの仲間や家族、恩師などの支えも借りながら、自分の道を切り開き、目標に向かって進まれることをご期待しています。

卒業式での市長祝辞のようす

卒業式での市長祝辞

自衛隊入校・入隊壮行激励会に出席して…。

3月2日(火曜日)

  2日は、自衛隊入校・入隊者壮行激励会が市内で開催されました。
  例年、この時期に自衛隊協力4団体の主催で開催されており、今年は、60名の方々が入校・入隊されました。自衛隊採用試験の狭き門をみごと突破された皆さん、誠におめでとうございます。

  会場には、入校・入隊予定者とそのご家族、自衛隊幹部、各協力会の皆さんなど、150名の方々が集まり、若い皆さんを激励していました。
  千歳市は、日本一の基地のまちです。陸上自衛隊と航空自衛隊の精強部隊が所在し、今日までの千歳市の発展に大きな原動力となってきました。
  今、自衛隊に対する市民や国民の期待はますます高まり、自衛隊の任務も多様化し、国土防衛はもとより、今回のイラク人道復興支援などの国際平和協力業務にも多くの隊員の方が参加されています。
  千歳で育った皆さまが、自らの職を自衛隊に求められ、自衛官として旅立たれますことは、とても心強いものがあります。
  祝宴の中で、第7師団機甲太鼓の演奏がありました。  機甲太鼓の演奏は、いつ聴いても、その迫力と圧倒的な力強さ、繊細なリズム、躍動感あふれる演奏に感動しています。
   演奏の全体構成も素晴らしく、時には、支笏湖の大自然や夏祭りのにぎわいなどが、太鼓の音色を通 じて思い描かれます。
  私は、一年間を通じて、市内の様々な行事や催し物で機甲太鼓の演奏を聴いていますが、メンバーの方々は、真夏の太陽の下から冬の雪のステージをはじめ、体育館、ホテルなど、いろんな所で、年間40回も市内行事で演奏されています。
  もはや第7師団機甲太鼓というよりは、北海道を代表するパフォーマンスとして、その存在は、極めて重要であり、誇りに感じています。
  今年も、季節を感じながら機甲太鼓の演奏を聴くことを大変楽しみにしています。
  自衛隊に入校・入隊される皆さん、どうかこれからも健康に気をつけて、立派な自衛官として大成されますことをご期待しています。

自衛隊入校入隊壮行激励会写真

自衛隊入校入隊壮行激励会    3月2日平安閣

機甲太鼓演奏の様子

迫力のある機甲太鼓

千歳市行政連絡協議会の開催

3月2日(火曜日)

  千歳市では、毎年、自衛隊や北海道開発局、防衛施設局、保健所、郵便局、高校、JR、北電、道路公団などの、市内に所在する行政機関が集まり、お互いの情報交換や連絡調整を行う「千歳市行政連絡協議会」を開催しています。
  私は、市長として初めて出席しましたが、道議時代にオブザーバーとして参加していました。
  

全道的にもめずらしい組織で、空港・自衛隊を有し、陸・空の交通の拠点として発展してきた千歳市らしい協議だと思います。
  協議会の目的の一つは、市の16年度の事業計画を各行政機関に説明し、理解と協力をお願いすることです。市の各セクションでの事業計画は、市役所だけが行うものではなく、千歳というまちを構成している“主体”同士が共通 理解のもと、役割分担しながら行うものです。  この協議会のメンバーの各機関は、まさしくまちづくりの“主体”であり、日頃からそれぞれの立場で、住みよいまちづくりを実践されています。そのためにも、今、千歳市が何を目指しているのか、何を実行しようとしているのか、を共有する必要があります。
  協働型社会は、この計画素案の段階から、各機関やもう一つの“主体”である市民と議論し合い、行政の各施策に客観性と公益性と民意性を持たせることが、求められます。今後も、この協議会をもっと活用していきたいと考えています。
  あと一つの協議会の目的は、各行政機関の事業計画が一度に分かることです。このような機会は、他にはありません。また、特に大きなプロジェクトについては、講話もしていただいています。
  今回は、市から千歳駅周辺の整備状況、石狩支庁から道州制の動向、自衛隊からイラクへの自衛隊派遣状況が説明されました。
  道州制の議論は、私が道議時代から盛んに行われていましたが、なかなか難しい問題です。
  今後、国会でも議論されていきますが、真の地方分権を実現するためにも、どのような自治のかたちが良いかを、私たちも道民として考え、意思表示していかなければならないと思います。

行政連絡協議会写真

今年の行政連絡協議会のようす

このページに掲載されている情報の担当部署・お問い合わせ先

カテゴリー

公開日: