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自衛隊機騒音に関する千歳市の主要対策

  国防は、国民の生命・財産を守るため、国の重大な任務であると認識しております。
  千歳市には、陸・空の第一線部隊が所在し、北方防衛の拠点となっております。
  航空自衛隊では、昭和32年に千歳基地が開設しF-86Fジェット戦闘機が配備されて以来、現在運用しているF-15戦闘機まで、50年間、最新鋭のジェット戦闘機が配備されております。
  この間、運用機種の変更、昭和53年の東側滑走路の南方1,000メートル移動、昭和63年の新千歳空港の開港など、飛行場の騒音は低下傾向にあります。
  しかしながら、「国防に伴う諸障害は一部の国民のみが負担するものではなく、広く国民全体が負担すべきである。」との考えのもと、下記の事項について要望しております。
  今後も、市民の生活環境の改善のため、ねばり強く国に対し要望して参りたいと考えております。
  なお、近年、要望の成果として、住宅防音工事に係るストーブの機能復旧、建具の機能復旧、全室防音工事などが制度化されております。

 

1  国に対する制度の改善・拡充の要望について

  1. 告示後住宅についても防音工事を施工すること。
    現在は、昭和57年3月の告示の前に区域内に建設された住宅が防音工事の対象となっているが、告示後に新築された防音工事の対象とならない住宅が増加している。
  2. 防音工事の対象を70Wまで拡大すること。
    国の対策は、75WECPNL(うるささ指数)以上の地域内の住宅しか防音工事の対象となっていないため、環境基準の1類区域内の70Wを満足していない。(航空機騒音に係る環境基準は、騒音の平均値であるW値で表し、第1種・第2種住居専用地域などは、基準値が70W以下となっています。)

 

2  自衛隊機の運用について

  1. 深夜早朝、土・日、祝日の飛行は避けられたい。
    土曜日・日曜日、祝日は全日(終日)、平日は深夜早朝の飛行を自粛すること。
  2. 西側旋回は避けられたい。
    飛行場の西側を旋回すると市街地の上空を通過するため、西側旋回を避けること。
  3. 市街地方向に離陸する時は、東側滑走路を使用すること。
    北風の時は、市街地方向に離陸するため、騒音が大きくなることから1,000メートル南方移動した東側滑走路を使用すること。

このページに掲載されている情報の担当部署・お問い合わせ先

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