市道の工事には、地域と地域を結ぶ幹線道路の工事、住宅地等の中を通る生活道路の改修工事など様々なものがあります。
ここでは、市民のみなさまの生活に密着する生活道路の改修工事について説明します。市では、改修工事が必要な道路を決めるために、3年に1回を目安として、路面調査を行っています。ひび割れが起きていたり、舗装がはがれているような道路から、計画的に整備を進めています。
道路のしくみ 道路の構造について
現在、千歳市の住宅地を通っている生活道路は
車道と施設帯を両側に設置することを標準として整備を行っています。
注) 施設帯とは、電柱などを設置したり、車道を守るためのものです。
車道の厚さは83cmで表面から、表層(細粒度アスコン)3cm、上層路盤(アスファルト安定処理)5cm、下層路盤15cm、凍上抑制層60cmで整備しています。
施設帯の厚さは30cmで表面から、表層(細粒度アスコン)3cm、下層路盤10cm、凍上抑制層17cmで整備をしています。
表層(細粒度アスコン)は、普段見えている部分で、舗装の一番上の層です。車や人が直接乗るため、平になっています。砂と砕石、石粉(石灰石の粉末)石油アスファルトでできています。
上層路盤(アスファルト安定処理)は、細粒度アスコンの下の部分で、車や人の重さを下から支えています。この部分もアスファルトでできています。
下層路盤は、アスファルト安定処理の下の部分で、この部分でも車や人の重さを支えています。おもに砂利などの石材でできています
凍上抑制層は、凍上現象による道路の盛り上がり、ひび割れが起こらないように凍上しづらい砂利などで置き換えます。凍上現象とは、寒気によって地表面が冷やされ地面が凍り、地中に霜柱ができて地面が盛り上がることをいいます。
道路工事は、環境に配慮してリサイクルしたアスファルトやコンクリート等の再生した材料を使用しています。
道路工事の流れ | |
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1.はじまり |
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2.古い舗装の撤去 |
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3.雨水ます調整 |
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4.土を掘ります |
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掘削が完了しました。 |
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5.凍上を抑えるために |
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しめ固め |
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使用する建設機械 |
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6.重い車にも耐えるために |
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使用する材料 |
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再生した砂利とは |
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発生する廃材のリサイクル 1 現場から発生したコンクリート廃材は、再生処理し再生砂利としてリサイクルし使用しています。 |
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7.縁石(えんせき)工 |
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8.アスファルト乳剤の散布 |
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発生する廃材のリサイクル 2 |
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9.舗装 |
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敷き均した後にしめ固めます。これで舗装工事が完了します。 |
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10.区画線 |
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11.完成 |
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