「みち(道路)」のはじまり
千歳市内別川
「みち(道路)」は、動物が水や食べ物を探して、草原や山林の草が踏まれてできた「けものみち」がはじまりです。
人間は、そのけものみちをたどって狩りをしたり、水を探しました。やがて、木の実なども採取するようになりました。このような移動を繰り返すことによって、生きるための人間が通る「みち(道路)」ができました。
日常生活の空間が決まってくると、それを超えた所へと足を伸ばし、「みち(道路)」は広がっていきました。
やがて、地域と地域を結ぶ「みち(道路)」もできて、ネットワークとしての「みち(道路)」が千歳で、北海道で、日本で、そして、世界中でできあがっていきました。
「みち(道路)」の役割
千歳市新橋通 昭和33年
50年ほど前(昭和30年頃)、千歳の「みち(道路)」はまだほとんど舗装されていませんでした。風が吹けば砂ほこりが起き、雨が降れば泥道になり人々を悩ませていました。
現在では、多くの「みち(道路)」が舗装されて、快適で安全な暮らしができるようになりました。
人間は、生きるためだけではなく、快適で安全に暮らせるように「みち(道路)」をつくって来たのです。
「みち(道路)」の種類
「みち(道路)」をつくるときは、「みち(道路)」のもつ役割によって国や北海道、市が分担してつくることになります。基本的な分け方としては、高速道路、国道、道道、市道があります。
高速道路は、大都市や主要な工業地域を結ぶ自動車専用の道路で、遠くまで短い時間で行くことができます。国と東日本高速道路株式会社(旧日本道路公団)がつくります。
国道は、都道府県庁のある所や重要な、都市、港、空港、観光地などを結ぶ、大きな網の目のようにつくられ、国がつくり管理します。
道道は、国道を助けながら、地方の港や空港、町、駅、観光地などを結ぶ道路で、国道よりも小さな網の目でつくられ、北海道がつくり管理します。
市道は、もっとも身近で、私たちが学校や商店に行くなど、生活のなかでよくつかう道路です。千歳市がつくって管理しています。
私たちのまちも高速道路、国道、道道、市道により、人や物がスムーズに移動できるようになっています。まちをつくるときは、まず「みち(道路)」の位置を決めて、住むところや公園、商店、工場などをつくっているのです。
道路に散水してるところ
地域と地域を結ぶため、
遠くまで早い時間で行くため
宅配便の荷物を運ぶため、
海を渡って港や空港にきた物を運ぶため、
学校や買い物に行くため、
散歩、サイクリング、ドライブ、
また、消防車や救急車などの緊急車両が走り、電気、電話、ガス、水道、下水道などのライフラインを通したりと、「みち(道路)」は、暮らしの中になくてはならないものです。
「みち(道路)」を整備し、人と人、まちとまち、
文化と文化がつながることで、
今日のように経済・社会が発展しました。
このページに掲載されている情報の担当部署・お問い合わせ先
お問い合わせは、建設部道路建設課 お問い合わせフォーム(ページが移動します)からお願いします。