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防災ガイド

  

防災対策の備え

   「災害」とは、台風や大雨による洪水の発生、地震による家屋の倒壊、火災による家屋の焼失などの不幸な出来事であり、このような災害を、用心して防ぐことや、被害を最小限に止めることを「防災」といいます。

  千歳市の立地条件から予想される災害としては、風水害、地震、火山の噴火、航空機による災害そして火災が考えられますが、日頃から防災対策を整えておきましょう。

 

1  風水害

   台風や大雨などによる災害を「風水害」といいます。台風による被害は、強い風による風害と強い雨による水害に分けられます。

   台風や大雨の威力は計り知れない反面、地震と違い予報が可能であることから、事前の対策により被害を最小限に抑えることが可能です。テレビ、ラジオにより正確な情報を得るとともに、気象情報に注意して早めに対策をたてましょう。

 

千歳地方のテレビチャンネル(デジタル)
NHK-3、NHK教育-2、HBC-1、STV-5、UHB-8、HTB-6、TVH-7
千歳地方のAMラジオ周波数(KHZ)
NHK第1-567、NHK第2-747、HBC-1287、STV-1440
  
風水害から身を守るためには
1)避難に備えて貴重品などの非常持出品を用意する。
2)停電に備え懐中電灯や携帯用ラジオを準備する。
3)特に浸水の恐れがあるところでは、家財道具など生活用品は高い場所へ移 動する。
4)病人や身体の不自由な人などを安全な場所に避難させる。
5)屋根のトタンのめくれ、窓ガラスのひび割れなどの点検と処置をする。
6)ベランダの鉢植えや物干し竿など、飛散する恐れのあるものは屋内に収納する。
 
気象警報の種類
  用心や避難の目安にしましょう。
・注意報

(風雪、強風、大雨、大雪、濃霧、雷、乾燥、なだれ、着雪、霜、低温、融雪、洪水の注意報)

  気象現象等によって被害及び障害等が予想される場合、一般の注意を喚起するた めに発表するものです。  

・警報

(暴風、暴風雪、大雨、大雪、洪水の警報)

  気象現象等によって重大な災害の発生が予想される場合、一般の警戒を促すために発表するものです。

・情報

   台風その他異常現象について、その現況や推移を説明し、一般の利用に供するものです

・特別警報

(暴風、暴風雪、大雨、大雪の特別警報)

  警報の発表基準をはるかに超える異常な現象が予想され、重大な災害の起こるおそれが著しく大きい場合に、特別な警戒を呼びかけるために発表するものです。

特別警報の詳細は気象庁のホームページでご確認ください。

気象庁ホームページ  特別警報について 

    

2  地震

   地震の被害を最小限に止めるには、日頃からの備えと心構えが必要です。日頃から火の始末など「いざというときの行動」を身につけ、避難所の確認をしておき、地震発生時にはあわてて外に逃げ出さず、まずは我が身の安全を確保し、落ち着いて行動するようにしましょう。
 
地震が発生したら

1)まず我が身の安全を図る

けがをすると火の始末や避難行動に支障がでるため、タンス、戸棚や電灯の下から離れ、机の下などを利用して身の安全を確保する。

2)すばやく火の始末をする

日頃から火元付近の整理整頓を習慣付け、あわてず冷静に消火しましょう。

3)戸を開けて出口を確保する

特に中高層住宅ではドアが開かなくなる可能性がありますので、戸を開けて避難口を確保しましょう。

4)あわてて外に飛び出さない

屋内の方が安全なときもあります。身の安全を確保し、火の始末を行った上でしばらく様子をみましょう。

5)狭い路地やブロック塀に近づかない

屋外では看板やガラスの破片などの落下物、ブロック塀の倒壊などに注意しながら頑丈なビル内や公園に避難する。

6)山崩れ、がけ崩れに注意する

速やかにその場から安全な場所に避難する。

7)避難は徒歩で非常持出品は最小限に

避難時に持ち出したい物を欲張り過ぎると安全な避難に支障を来たすので、必要最小限の内容にする。

8)正しい情報を聞く、余震に注意する

テレビ、ラジオ、市の防災行政無線放送など正しい情報をとらえ、的確な行動をとりましょう。

 

震度表

表中の説明文は地震の結果として起こる「現象」です。
計測震度 階級 揺れを感じる度合い 屋内の状況 屋外の状況
0.5
1.5
0

人は揺れを感じない。

     
1

屋内にいる人の一部が、わずかな揺れを感じる。

     
2.5 2

屋内にいる人の多くが、揺れを感じる。眠っている人の一部が目を覚ます。

電灯などのつり下げ物がわずかに揺れる。

  
3.5 3

屋内にいる人のほとんどが揺れを感じる。恐怖感を覚える人もいる。

棚にある食器類が音を立てることがある。

電線が少し揺れる。

4.5 4

かなりの恐怖感があり、一部の人は身の安全を図ろうとする。眠っている人のほとんどが目を覚ます。

つり下げ物は大きく揺れ、棚にある食器類は音をたてる。座りの悪い置物が倒れることがある。

電線が大きく揺れる。歩いている人も揺れを感じる。自動車を運転していて揺れに気付く人がいる。

5.0 5弱

多くの人が身の安全を図ろうとする。一部の人は行動に支障を感じる。

つり下げ物は激しく揺れ、棚にある食器類、書棚の本が落ちることがある。座りの悪い置物の多くが倒れ、家具が移動することがある。

窓ガラスが割れて落ちることがある。電柱が揺れるのがわかる。補強されていないブロック塀が崩れることがある。道路に被害が生じることがある。

5.5 5強

非常な恐怖を感じる。多くの人が行動に支障を感じる。

棚にある食器類、書棚の本の多くが落ちる。テレビが台から落ちることがある。タンスなど重い家具が倒れることがある。変形によりドアが開かなくなることがある。一部の戸がはずれる。

補強されていないブロック類の多くが倒れる。自動販売機が倒れることがある。多くの墓石が倒れる。自動車の運転が困難になり、停止する車が多い。

6.0 6弱

立っていることが困難になる。

圏定していない重い家具の多くが移動、転倒する。戸がはずれ飛ぶことがある

かなりの建物で、壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する。

6.5 6強

立っていることができず、はわないと動くことができない。

圏定していない重い家具の多くが移動、転倒する。戸がはずれ飛ぶことがある。

多くの建物で、壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する。補強されていないブロック塀のほとんどが崩れる

   7

揺れにほんろうされ、自分の意思で行動できない。

ほとんどの家具が大きく移動し、飛ぶものもある。

ほとんどの建物で、壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する。補強されているブロック塀も破損するものがある

  

3  火山噴火

  日本には、100以上の活火山が存在し、噴火による多くの災害が記録されています。
 千歳近郊の活火山としては、樽前山、風不死岳、恵庭岳が存在し、なかでも、樽前山は、昭和53年5月14日の小噴火後は比較的平穏な状態を保っていますが、現在も噴気活動を続けており、注意が必要です。
 火山についてはこちらのページもご覧ください。
 
火山噴火が起こったら

1) 気象庁は樽前山に噴火につながりそうな異常現象が見られたり噴火活動があったとき、噴火予報・噴火警報を発表して注意・警戒を呼びかけます。   

2) 千歳市の市街地でも降灰による影響が出る可能性があり、その対策が必要となります。

3) 樽前山への入山規制や山麓を通る道路の通行規制が実施されます。

4) 樽前山麓の一部地区等を対象とした避難勧告がでることがあります。その場合は千歳市からの指示に従ってください。

5) 噴火後の降雨により土砂災害警戒情報が発表された場合、樽前山麓の一部で通行規制や避難勧告が出る可能性があります。

6) 噴火に際してインターネットや伝聞の形でデマ情報が流れることがありますが、惑わされないようにしましょう。

 

4  航空機による災害

 千歳市では、航空機事故が発生した場合、関係機関と連携し、速やかに応急対策などが行えるよう航空機災害対策計画を策定し、防災体制に務めています。
 万一、航空機災害が発生した場合は、防災行政無線、広報車などによる千歳市災害対策本部からの指示に従って冷静に行動し、安全に避難しましょう。  
テレビ、ラジオ、行政機関の広報などに注意して、情報の把握に努めましょう。
 

5  火災対策

    ちょっとした油断や不注意が原因で、すべてを灰にしてしまうのが火災です。
    火の恐ろしさを認識し、日頃から火の取扱いに注意するとともに消火器を備える等、 十分な備えで火災を追放しましょう。
  

6  災害時の避難所、非常時持出品の準備

◎ 避難場所での生活に最低限必要な準備をし、またケガをしたときに応急手当ができるように準備をしておきましょう。
◎ 非常持ち出し袋などは、いつでも持ち出せる場所に備えておきましょう。  
 
非常品持ち出しリスト

非常用品編
災害にそなえて必要なものをチェックしましょう

非常時に持ち出すもの(イラスト)

チェック月日

リュックサック

簡易保存食品

貴重品
(現金、預貯金通帳、印鑑等)

下着類、靴下、手袋

雨具・ヘルメット(防災頭巾)

洗面用具、タオル

タオル、ちり紙、
ウェットティッシュ

ラジオ

小物類(缶切り、栓抜き、
ナイフ、マッチ)

ビニール製敷物

ビニール袋

懐中電灯

古新聞

ロープ

 

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