1.千歳市訪問型サービスA養成研修について
千歳市では、平成29年4月から市が指定する研修修了者が生活援助サービス(掃除、洗濯、買い物、調理等)を提供する「訪問型サービスA」を設けています。
この訪問型サービスAは、専門職でなくても提供可能なサービスであり、これらを地域の多様な担い手に支えてもらうことで、将来的な介護人材の担い手不足の解消を目指し、介護の専門職本来の専門業務に集中することが期待されます。
今般、この訪問型サービスAに従事する人材を養成する研修の実施要領を作成しました。
千歳市訪問型サービスA従事者養成研修実施要領 (PDF 182KB)
2.実施主体について
千歳市(市が委託する法人等を含む)及び「千歳市介護予防・日常生活支援総合事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める要綱」に定める指定訪問型サービスA事業者または訪問型サービスA事業の指定を受けようとしている事業者が実施主体となります。
3.カリキュラムと講師要件
項目 | 内容 | 時間数 | 区分 | |
1 | 介護保険制度等の理解 |
介護保険制度の仕組み 介護サービスの種類 介護予防・日常生活支援総合事業 |
90分 |
C |
2 | 職務の理解と職業倫理 |
人権の尊重と秘密保持 虐待防止・身体拘束の禁止 自立に向けた支援 |
60分 |
A |
3 | 高齢者の理解 |
老化による心身の変化 社会的環境の変化と心理 老化に伴う心身の機能の変化と日常生活への影響 |
60分 | A |
4 | 認知症の理解 |
認知症高齢者の状況 認知症の原因と症状 認知症の人への対応 |
60分 | B |
5 | 訪問型サービスAについて |
訪問型サービスAの概要、目的、業務内容 コミュニケーション 接遇の基本 |
120分 | C |
6 | 生活援助について |
生活援助の意義、原則 生活援助の実際 |
240分 | A |
7 | リスク管理と緊急対応 |
訪問型サービスAにおける事故と予防 緊急時の対応 記録を書く意義と留意点 感染症についての基礎知識 従事者自身の健康管理 |
60分 | C |
※実習については、採用した事業所において2回以上訪問介護員に同行し、訪問介護員による
生活援助の見学を含み、3時間以上実施すること。また、実習の実施に当たっては、事前に
利用者またはその家族からの了承を得ること。なお、実習を行った旨を市に報告すること。
※なお、テキストは市で用意しています。
区分 | 講師要件 |
A | 介護福祉士、介護員(※1)、看護師、准看護師、保健師、教員(※2) |
B |
Aに加え、医師(※3)、認知症初期集中支援チーム員、認知症地域支援推進員 |
C | Aに加え、介護保険施設管理者、社会福祉士、行政職員 |
※現にその職務に従事していること。
※1実務者研修、介護職員基礎研修課程、1級課程、2級課程、初任者研修課程修了者
※2福祉系学校等で類似項目を教えている教員または高等学校の福祉の免許状を有する教員
※3認知症サポート医または現に認知症の患者等に関わっていること。
4.指定申請について
研修実施者の指定を希望される場合は、あらかじめ高齢者支援課介護予防係に電話で来庁日時を予約の上、必要書類を提出願います。
申請書および添付書類 | 様式等 | |
1 | 千歳市訪問型サービスA従事者養成研修指定申請書 | 第1号様式(指定申請書).docx (DOCX 19.2KB) |
2 | 研修実施計画書 | 参考様式1.docx (DOCX 20.2KB) |
3 |
講師一覧表と講師の資格を証明する写し |
|
4 | その他指定に関し必要があると認めるもの |
問合せ・申請先 千歳市高齢者支援課地域支援係 電話:0123-24-0896
※平成31年3月に開催予定の平成31年度千歳市訪問型サービス従事者養成研修は、受講希望者が5人に
満たなかったため、中止いたしました。