千歳市では、11月をマタニティマーク啓発月間とし、妊産婦にやさしい環境づくりを推進しています。
皆さん「マタニティマーク」を見かけたことはありますか。これは、周囲の皆さんに妊産婦さんに対する配慮をお願いするためのマークです。
では、妊産婦さんへの配慮は、なぜ必要なのでしょう。
妊産婦さんの健康は、赤ちゃんに大きく影響します。妊娠中の様々な症状により、流産や早産など、赤ちゃんに影響を及ぼすこともあります。また、出産後は十分に体力が回復しない場合もあり、お母さん自身の健康はもとより子育てに影響することもあります。
一般的に、妊娠中の症状や産後の体調には個人差があります。つわりがごく軽く済む人、妊娠中の症状(つわりやお腹のはり等)が重く安静や入院治療が必要になる人もいます。また、妊娠中は順調に経過しても、産後の回復に時間がかかる人もいます。
こうした体調は、外見から分かりにくいため、妊産婦さん自身が普段以上に健康管理に気を付けるのは勿論ですが、周囲の人たちも、妊産婦さんに起こりやすい様々な症状を理解し、気づかう事が大切です。
マタニティマークを身につけた方を見かけたら、「席を譲る」「近くでの喫煙は控える」「ベビーカーなど重いものの移乗をサポートする」などの優しい心づかいをお願いします。