千歳市では、地域公共交通を確保・維持するため自動運転バスの実証実験に取り組んでいます。
今年度は、昨年度の実証結果を踏まえ、路線バスと同じルートで運行するほか、大型バスでは全国初の冬期走行実証を予定しています。
また、市民の理解促進、社会受容性の醸成を図るため、試乗期間を拡大しました。
さらに、今年度より、NTTドコモビジネス株式会社(以下 NTT)が代表機関となり、千歳駅と新千歳空港、公立千歳科学技術大学、ラピダスを結ぶ区間において、自動運転バスの実証実験を行います。

実証実験の目的
全国的に少子高齢化、人口減少が進む中で、公共交通分野においては、運転手の高齢化、人手不足が深刻化しています。本市においても、運転手不足などから、路線バスにおいて減便されており、今後、運転手の年齢構成から、運転手不足はさらに加速するものと推測しています。
そこで、本市においては、バスの運転を自動化することにより、運転に係る人数を削減し、持続可能な地域公共交通を確保するため、令和6年度から「千歳市自動運転実証調査業務」において、自動運転バスの社会実装に向けた検証等を実施しています。
実証実験の概要
運行期間・ルート
令和7年度は、11月4日から1月13日までとし、千歳駅前西口バスのりばから千歳相互観光バスの停留所である本社ターミナルまでの区間としています。
詳細については、以下のとおりです。

一般試乗のご案内
令和7年11月4日から12月6日までの期間において、自動運転バスの一般試乗会を実施します。
事前予約を優先しますので、次の予約フォーム若しくはチラシのQRコード又は市担当へお電話にてご予約いただきますようお願いいたします。
なお、ウェブ予約では予約確認及びキャンセルが行えるため非常に便利ですので、ぜひご利用ください。
予約フォームURL https://select-type.com/rsv/?id=NBHrjqysTGk&c_id=415083


自動運転車両
本市における自動運転バス実証実験では、当市で運行している路線バスと同規模のいすゞ「エルガ」に自動運転システムを搭載した車両を使用します。
自動運転レベルはレベル2で、運転手が常時運転席に座り、必要に応じてハンドル等の操作を行います。

実施体制
| 組織・企業 | 役割 |
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事業主体 千歳市 |
事業企画、進捗管理 |
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代表企業 A-Drive株式会社 |
統括、全体計画策定 |
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アイサンテクノロジー株式会社 |
高精度3Dマップ作成、自動運転車両提供、走行実証対応 |
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北海道中央バス株式会社 千歳相互観光バス株式会社 道南バス株式会社 十勝バス株式会社 |
ドライバー派遣、自動運転車両の管理・保管 |
| NTTドコモビジネス株式会社 | 通信調査、通信環境構築 |
| 株式会社東海理化 | 遠隔監視システム、乗客安全支援システムの提供 |
| SOMPOリスクマネジメント株式会社 | 第三者機関としての走行リスク調査 |
| 日本データサービス株式会社 | 公共交通や路線需要に関する課題分析、社会受容性調査、アンケート調査 |
過去の実証実験結果
過去の実証実験結果の概要を適宜掲載します。
令和6年度実証実験

お知らせ
未来を創るテクノロジー・自動運転バス体験ツアー開催のご案内
市内小学生及び親御様の自動運転バス実証実験への理解促進や子育て世代のご意見等を把握するため、乗車体験及びアンケート調査を実施します。また、路線バスの乗り方やマナーを「バスかるた」を使って、遊びながら学べるプログラムをご用意しております。
ご興味、関心のある方は次の予約フォーム若しくはチラシのQRコード又は市担当へお電話にてお申し込みください。
予約フォームURL https://select-type.com/ev/?ev=xb2Ath1G70k


251020_チラシ_未来を創るテクノロジー自動運転バス体験ツアー (PDF 1.37MB)
本実証実験に関するアンケート協力のお願い
自動運転バスの将来的な社会実装に向けて、試乗いただいた方や上記イベントにご参加いただいた方にアンケート調査などを実施しております。
本趣旨にご理解をいただき、ぜひ、皆様のご意見をお聞かせください。何卒ご回答いただきますようお願い申し上げます。
市制作動画 - ソラタヨMOVIE -
実証実験の実施にあたり、市で紹介動画を製作しました。ぜひご覧ください。