千歳市では、地域公共交通を確保・維持するため自動運転バスの実証実験に取り組んでいます。
実証実験の目的
全国的に少子高齢化、人口減少が進む中で、公共交通分野においては、運転手の高齢化、人手不足が深刻化しています。本市においても、運転手不足などから、路線バスにおいて減便されており、今後、運転手の年齢構成から、運転手不足はさらに加速するものと推測しています。
そこで、本市においては、バスの運転を自動化することにより、運転に係る人数を削減し、持続可能な地域公共交通を確保するため、令和6年度から「千歳市自動運転実証調査業務」において、自動運転バスの社会実装に向けた検証等を実施しています。
実証実験の概要
運行期間・ルート
令和6年度は、10月30日から11月27日までとし、千歳駅前東口バスのりば(8番,9番)から千歳相互観光バスの停留所である本社ターミナルまでの区間としています。
詳細については、以下のとおりです。
一般試乗のご案内
令和6年11月18日から11月27日までの期間において、自動運転バスの一般試乗会を実施します。
事前予約を優先しますので、次の予約フォーム若しくはチラシのQRコード又は市担当へお電話にてご予約いただきますようお願いいたします。
予約フォームURL https://select-type.com/rsv/?id=NBHrjqysTGk&c_id=364640
自動運転車両
本市における自動運転バス実証実験では、当市で運行している路線バスと同規模のいすゞ「エルガ」に自動運転システムを搭載した車両を使用します。
自動運転レベルはレベル2で、運転手が常時運転席に座り、必要に応じてハンドル等の操作を行います。
実施体制
組織・企業 | 役割 |
事業主体 千歳市 |
事業企画、進捗管理 |
代表企業 A-Drive株式会社 |
統括、全体計画策定 |
アイサンテクノロジー株式会社 |
高精度3Dマップ作成、自動運転車両提供、走行実証対応 |
北海道中央バス株式会社 千歳相互観光バス株式会社 |
ドライバー派遣、自動運転車両の管理・保管 |
NTTコミュニケーションズ株式会社 | 通信調査、通信環境構築 |
株式会社東海理化 | 遠隔監視システム、乗客安全支援システムの提供 |
SOMPOリスクマネジメント株式会社 | 第三者機関としての走行リスク調査 |
日本データサービス株式会社 | 公共交通や路線需要に関する課題分析、社会受容性調査、アンケート調査 |
お知らせ
次世代モビリティを考えるシンポジウム「自動運転技術の『いま』『みらい』開催のご案内
自動運転バスの実証実験を行う意義や現在の技術の進展状況、自動運転バスが運行する『みらい』などについて、市民や関係する皆様の理解を深めていただくためシンポジウムを開催いたします。ご興味、関心のある方は次の予約フォーム若しくはチラシのQRコード又は市担当へお電話にてお申し込みください。
予約フォームURL https://questant.jp/q/L4I0OY0Z
本実証実験に関するアンケート協力のお願い
自動運転バスの将来的な社会実装に向けて、市民の皆様には、3,000名を無作為に抽出して、アンケート調査などを実施しております。
ご自宅にアンケートが届いた方、イベント等でアンケートを求められた方については、本趣旨にご理解をいただきご回答いただきますようお願い申し上げます。