令和5年度市提案型市民協働事業として、9月17日(日)に「美々貝塚・キウス周堤墓群と千歳の自然・気候 ~空港の隣まで海だった! 温暖な縄文時代の千歳~」を開催しました。
当日は天気にも恵まれ無事開催できました。参加された皆様には御礼申し上げます。
イベント当日の様子をお伝えします
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美々貝塚の駐車場で、講師とスタッフから挨拶。
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約6,000年前当時は、現在よりも2~3度程度気温が高く、また、地形や海岸線の位置などが異なっていたことから、地球温暖化によって気温が上昇した場合地球環境にどんな影響があるかを交えて、環境課長からカーボンニュートラルの説明を行いました。自分ごと、千歳ごととして温暖化を考えます。
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美々貝塚の説明。当時の海岸線が貝塚のすぐ側まで迫っていたことがわかっています。
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貝塚を保存する建物内で、地層を見ながら解説。複数種類の貝殻が見つかっており、様々な方法で漁業を行っていたことが推測されます。貝殻の他に食料として採集した鳥獣や魚の骨、飼っていたイヌの骨なども発掘調査で見つかりました。また、建物の外でも貝殻を見つけることができました。
次はキウス周堤墓群に移動。
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キウス周堤墓群は、発見当初チャシ(砦)跡と考えられていたそうです。他に例を見ない巨大な周堤墓は、戦後の発掘調査の結果約3,000年前の遺跡と判明し、現在に至っています。
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キウス1号周堤墓の看板。遺跡内部も倒木の撤去など保全に努める必要があります。
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設置された展望台から1号周堤墓を見ることができます。当時はすべて人力で土を掘って積み上げていました。これまでの発掘で、墓標としていた石柱数本や副葬品が発見されています。