有害ごみの中で特に“発火率が高い”のが、リチウムイオン電池です。
有害ごみのうち、 特にリチウムイオン電池は、“発火率が高く”、ごみを運搬するごみ収集車、ごみを搬入する先であるごみ処理場(千歳市環境センターなど)で火災に発展する恐れがあります。
火災が発生した場合、
「日々、市民のみなさんから出る、ごみの受入れができなくなる」
「市内のごみステーションや道路にごみがあふれる」など、
市民生活に多大な影響が出ることも想定されますので、今一度、リチウムイオン電池を中心とする有害ごみの「適正な分別・ごみ出し」にご協力をお願いします。
・家庭から発生するリチウムイオン電池→「有 害 ご み」
【処分方法その1】「有害ごみ」として、お住まいのごみステーションにおいて収集日にごみ出しする
【処分方法その2】千歳市環境センターに直接搬入する
~家庭ごみとしての有害ごみの一例~
・電池
・スプレー缶
・カセットボンベ
・LED製ではない蛍光灯
・モバイルバッテリーなど
・事業所から発生するリチウムイオン電池→「産業廃棄物」
【処分方法】千歳市環境センターでは受け入れていませんので、産業廃棄物の専門業者に処理を委託する。
実際に、次のような製品が原因となり環境センターで発火が確認されました。

家庭ごみとしてのリチウムイオン電池・充電式製品の正しい分別・処分方法はこちら↓
充電式小型家電製品の適切な出し方について (PDF 742KB)
令和7年11月14日(金)、有害ごみの混入が原因による発火事例が確認されました。(ごみ収集車)
令和7年11月14日(金)の北斗方面の「燃やせないごみ・プラスチック製容器包装・有害ごみ」の収集で、写真のとおり作業中に発火事例が確認されました。
赤丸(点線)で囲った部分のスプレー缶から発火が起きました。

本来、「有害ごみ」としてごみ出ししなくてはならないものが「燃やせないごみ」(黄色)でごみ出し
されていました。

黒く焦げたスプレー缶が火元であることを消防署が確認しています。
本事案については、
●「燃やせないごみ」が多かったことから、燃え移りが少なく、また、燃え移るスピードが速くなかったこと
●収集作業員の作業中(ごみ収集車の巻き込み中)に発生し、発覚が早かったこと、作業員に負傷がなかったこと
●収集作業員が自社所有の消火器で迅速な初期消火を行ったこと
などの要因が重なり、大規模な火災事案に発展することはありませんでしたが、
仮に、収集車が発車したあとに発火するといったことが起きると
発見が遅れ、もっと大事故に至っていたことも十分に想定できる事案となります。
スプレー缶は、必ず、「有害ごみ」としてごみ出ししましょう!!!
市民のみなさまにおかれましては、
正しいごみの分別・排出に、今一度、ご協力をお願いします。