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令和5年3月教育行政報告

 令和4年第4回定例市議会以降における諸般の教育行政をご報告申し上げます。

 

(1 はじめに)  

 新型コロナウイルス感染症については、感染者数が減少傾向にありますが、一方で、季節性インフルエンザによる学級閉鎖や部活動停止などの事例も数件発生しており、小中学校においては、引き続き、感染対策を徹底するとともに、学級閉鎖をした際には、学習者用コンピュータの持ち帰り等により、学習時間を確保するなど、学校活動の継続に努めております。

 国は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けを5月8日から「5類」に変更する方針を決定しており、児童生徒のマスク着用についても、卒業式における取扱いが示されたほか、4月以降の留意事項についても、今後、文部科学省及び北海道教育委員会から示されることになっておりますことから、それらに基づき適切に対応してまいります。


(2 学校教育について)

 令和4年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果における本市児童生徒の状況について、小学校の男子では、全8種目中5種目で全国を上回り、合計点でも全国を上回りました。女子では、合計点は全国をわずかに下回りましたが、5種目で全国を上回りました。
 中学校では、男子は全8種目中3種目で、女子は1種目で全国を上回る結果となり、男子は合計点でも全国を上回りました。
 これらの結果を得られたことは、小中連携・一貫教育の取組として実施している「体力テストの合同実施」や「中学校体育教員による小学校への乗り入れ指導」などの成果が着実に積み上がってきたことによるものと考えておりますが、新型コロナウイルス感染症に関する活動制限などによる体力レベルの低下も懸念されることから、今後も引き続き、小中9年間を見通した体力向上の系統的な指導の充実に努めてまいります。 

 12月26日から1月11日までの間、公立千歳科学技術大学の学生28名による「学習サポート事業」を小学校3校、中学校3校で、延べ5日間にわたり実施しました。
 実施した学校からは、「丁寧に児童生徒の学習にかかわり、安心感を与えてくれた」など、学生のきめ細かな対応を評価する声がありました。

 1月6日から8日までの間、帯広市で開催された第53回北海道中学校スケート大会において、千歳中学校2年生の廣瀬友哉くんが、男子500メートル、男子1000メートルで、向陽台中学校1年生の丹波祢寧さんが、女子500メートル、女子1000メートルで、全国大会への出場権を獲得し、長野県長野市で開催された第43回全国中学校スケート大会に出場しました。


(3 青少年の健全育成について)

 11月26日から1月25日までの間、「令和4年度なかよしさわやかDAY・いじめシンポジウム」として、落語家の林家染太氏による「いじめられっ子のぼくが落語家になれたわけ」と題した講話を映像配信しました。
 また、これまで実施してきたいじめ問題への取組等について、提言校が発表した様子を録画したDVDを、各小中学校の児童会・生徒会に配付し、情報共有を図ったところであります。

 

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(4 社会教育について)

 2月6日から2月17日までの間、市立図書館1階の展示コーナーにおいて、学校司書による「第7回学校図書館展」を実施しました。
 学校図書館展では、北栄小学校、末広小学校、千歳第二小学校、みどり台小学校、4校の読書活動の取組や学校図書館の様子を紹介するなど、来館者の方々に、各校における読書活動について、情報発信を行ったところであります。

 「千歳市はたちのつどい」については、式典を2部制とし、新型コロナウイルス感染症対策を徹底したうえで、1月8日に北ガス文化ホールで開催し、685名が参加しました。
 実施にあたっては、公募による3名などで構成する「はたちのつどい協働会議」が中心となり、「君ありて幸福~すべての出会いにありがとう~」をスローガンに準備を行い、式典当日は、代表による誓いのことばのほか、メモリーズムービーや、中学校時代の恩師からのビデオレターなどを披露しました。
また「2023北海道応援大使プロジェクト」として、北海道日本ハムファイターズの選手2名から寄せられたメッセージ動画を上映しました。
 会場では、久しぶりに仲間と再会し喜び合う参加者の姿が見られ、大人としての自覚を促し祝福する人生の節目とすることができました。

 1月21日に、千歳市・指宿市青少年相互交流事業「~ちとせ★いぶすき~ふるさとガイドオンラインツアー」を開催し、本市と指宿市の児童各11名によるオンライン交流を行いました。
 両市の児童は、まちの魅力を紹介する「ふるさとガイド」の発表や特産品の交換を通じて、それぞれのまちの違いを知り、感動や驚きの様子を見せながら交流し、 友好の絆を深めました。

 

(5 文化財について)

 1月11日から3月24日までの間、埋蔵文化財センターにおいて、「あなたのそばの遺跡たち 千歳市内の遺跡紹介-寿・日の出・豊里・旭ヶ丘地区編-」と題した企画展を開催しており、住宅地周辺にある遺跡について、解説パネルや出土した遺物の展示により、市民が埋蔵文化財を身近に感じることができる情報を発信しております。


 以上、申し上げまして、教育行政報告といたします。

 

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