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令和4年9月教育行政報告

 令和4年第2回定例市議会以降における諸般の教育行政をご報告申し上げます。

 

(1 はじめに)  

 新型コロナウイルス感染症については、第7波の影響により、市内においても感染者数が高止まりしておりますが、小中学校においては、感染対策として、夏季休業期間中などに、施設内の抗菌・抗ウイルスコーティングを実施したほか、学級閉鎖をした際には、学習者用コンピュータの持ち帰りにより、学習時間の確保に努めるとともに、様々な工夫をしながら、運動会や修学旅行、学習発表会を実施するなど、学校活動を継続しております。

(2 学校教育について)

 4月19日に実施された令和4年度全国学力・学習状況調査における道内公立小中学校の結果が、7月28日に北海道教育委員会から公表されました。
 本市の結果については、小学校では、全国平均と比較して、国語と算数でやや低い状況であり、令和3年度の結果と比較すると、国語で全国平均との差がやや広がっているものの、算数で同程度となっております。
 4年ぶりに実施された理科では、全国平均とほぼ同様で、4年前の結果と比較すると、全国平均との差が縮まっております。

 中学校では、全国平均と比較して、国語と数学でやや低い状況であり、令和3年度の結果と比較すると、国語、数学ともに同程度となっております。
 理科は、全国平均とほぼ同様となっておりますが、4年前と比較すると、全国平均との差はやや広がっております。
 調査結果につきましては、今後、児童生徒個々の結果と各学校における分析結果を各家庭に配布し、保護者に周知することとしております。

 夏季休業期間を活用し、長期間の学習者用コンピュータの家庭への持ち帰りついて検証を行うため、向陽台中学校及び勇舞中学校をモデル校に指定し、「生徒の健康観察や休業中の課題のクラウドでの回収」など様々な取組を実施しました。
 「授業中に終わらなかった課題に取り組むことが可能となった」、「コメント機能を使い個別の質問・助言が可能となった」などの成果が報告されており、引き続き、学校内外における学習者用コンピュータの効果的な利活用について推進してまいります。

 7月25日から7月27日までを第1期、8月16日から8月17日までを第2期として、公立千歳科学技術大学の学生31名による「学習サポート事業」を、小学校5校、中学校2校で実施しました。
 各学校では、教員が作成した学習指導計画を踏まえ、学生ボランティアの支援により、児童生徒一人一人に応じた指導が行われました。
 教員免許取得を目指す学生にとっては、現場を知る良い機会となり、迎えた学校にとっても、個別最適な学びを手厚く支援する時間となりました。

 7月27日に、小中学校の教職員を対象とし、「ICTの利活用による授業改善」をテーマとした千歳市教職員研修会を実施しました。
 愛知県春日井市立高森台中学校校長水谷年孝氏を講師に、認定NPO法人ほっかいどう学推進フォーラム 理事長新保元康氏をファシリテーターに迎え、授業における学習者用コンピュータの効果的な活用について学ぶことができ、有意義な研修会となりました。

 8月18日から8月21日まで福島県福島市で開催された、令和4年度全国中学校体育大会「第49回全日本中学校陸上競技選手権大会」において、富丘中学校3年生の木田美緒莉さんが、陸上女子800メートルに出場し、3位に入賞しました。
 8月18日から8月20日まで宮城県利府町で開催された、令和4年度全国中学校体育大会「第62回全国中学校水泳競技大会」において、千歳中学校2年生の森本将太さんが、水泳男子200メートル背泳ぎに出場しました。

(3 社会教育について)

 7月16日に、小学3年生、4年生を対象とした日帰りの「イングリッシュキャンプ」を支笏湖小学校を会場に3年ぶりに実施しました。
 当日は、39名の児童が参加し、外国人英語指導助手が講師となって英会話の学習を盛り込んだゲームなどを行い、子どもたちは楽しみながら英語への興味を深めていました。

 8月9日に、千歳市・指宿市青少年相互交流事業「~ちとせ★いぶすき~ふるさとガイドオンラインツアー」を開催し、本市と指宿市の児童各11名による、オンライン交流を行いました。
 まちの魅力の紹介や特産品の交換を通じて、それぞれのまちの違いを学ぶとともに、友好の絆を深めました。

 7月10日に、市立図書館において、2年ぶりに「図書館まつり」を開催し、364名の参加がありました。
 市内の5つのおはなし会グループによる「合同おはなし会」のほか、新たに設けた夜の部では、打弦楽器とギターによるコンサートを実施するなど、図書館で充実した一日を過ごしていました。

 8月20日、21日の2日間にわたり、北ガス文化ホールにおいて、「千歳市民文化センター文化祭2022カルチャーミックス」を開催しました。
 公立千歳科学技術大学理科工房による科学実験や家族で作るお菓子教室のほか、人形劇団による人形劇などが行われ、参加した370名の市民は、北ガス文化ホールで楽しい一日を過ごしていました。
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(4 文化財について)

 6月1日から9月8日にかけて、58年ぶりにキウス周堤墓群1号周堤墓の再発掘調査を行いました。
 7月2日及び3日には現地見学会を開催し、道内外から100名の参加があり、「調査研究が進み、新たな成果に期待したい」、「縄文時代のロマンを感じた」などの感想が寄せられました。

 また、8月10日から9月11日にかけて、キウス周堤墓群の樹木を学ぶとともに樹名板を制作する体験学習会を開催したほか、ボランティアガイド等の案内によりキウス周堤墓群や埋蔵文化財センターなどを巡る史跡見学会を実施し、延べ56名の参加がありました。
 そのほか、8月20日には、旧石器時代からアイヌ文化期に至る千歳の先人の歴史を学ぶことを目的として、アイヌ文化探索ツアーを実施し、30名の参加がありました。

 
 以上、申し上げまして、教育行政報告といたします。

 

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