令和４年度に実施した全国体力・運動能力、運動習慣等調査における本市児童生徒の調査結果及び分析をまとめましたので、公表します。
１ 実技に関する調査
【小学校男子】
小学校男子は、８種目中５種目で全国を上回っており、体力合計点におけるＴ得点は５０．１であり、全国を上回りました。５０メートル走、２０メートルシャトルランは、前回を上回り全国との差が縮まりました。
【小学校女子】
小学校女子は、８種目中５種目で全国を上回っており、体力合計点におけるＴ得点は４９．９で、全国をわずか下回りました。５０メートル走は、前回を上回り全国との差が縮まりました。
【中学校男子】
中学校男子は、３種目で全国を上回り、体力合計点におけるＴ得点は５０．０で、全国と同様でした。特に反復横とびは３年連続全国を上回り、授業などでの取組の積み重ねの成果がうかがえます。
【中学校女子】
中学校女子は、１種目で全国を上回り、体力合計点におけるＴ得点は４８．４で、全国を下回りました。２０メートルシャトルランは全国に届かないものの、前年度を上回り上昇傾向が続いています。
２ 児童生徒質問紙調査
【生活習慣の状況（小学校）】
○毎日、朝食を食べていると回答した児童の割合は、男子は４．９ポイント、女子は８．０ポイント全国平均を下回っています。
○テレビやＤＶＤ、ゲーム機、スマートフォン、パソコンなどの画面の視聴時間については、３時間以上見ていると回答した児童の割合は、男子が全国平均を３．６ポイント上回っており、女子は４．０ポイント上回っており、メディアの視聴時間が長時間に及んでいる状況が依然として見られます。
【運動習慣の状況（小学校）】
○平日に運動やスポーツをする時間が男女ともに全国を上回り、１週間の総運動時間は、男子が全国とほぼ同様で、女子は全国を上回っています。
○運動が「好き」「やや好き」と回答している児童の割合は、男子は９４．３％、女子は８８．０％となっており、いずれも全国より高い状況です。
【体育の授業（小学校）】
○体育の授業が「楽しい」「やや楽しい」と回答した児童の割合は、男子は９４．０％で全国と同様、女子は８９．０％で全国とほぼ同様の状況です。
【生活習慣の状況（中学校）】
○毎日、朝食を食べていると回答した生徒の割合は、男子は３．７ポイント、女子は１．２ポイント全国平均を下回っています。
○テレビやＤＶＤ、ゲーム機、スマートフォン、パソコンなどの画面の視聴時間については、３時間以上見ていると回答した生徒の割合は、男子が全国平均を３．６ポイント上回っており、女子は４．０ポイント上回っており、メディアの視聴時間が長時間に及んでいる状況が依然として見られます。
【運動習慣の状況（中学校）】
○男女ともに1週間の総運動時間は全国より長い状況です。
○運動が「好き」「やや好き」と回答している生徒の割合は、男子は９０．５％、女子は８０．９％となっており、どちらも全国より上回っています。
【保健体育の授業（中学校）】
○保健体育の授業が「楽しい」「やや楽しい」と回答した生徒の割合は、男子は９１．１％で全国と同様の状況であり、女子は８５．２％で全国より高い状況となっています。
３ 学校質問紙調査
【体育・保健体育の授業の改善】
○「目的意識をもつこと」「個別最適の学び」「仲間との学びあい場面の設定」「ＩＣＴ機器の効果的活用」などに引き続き留意し、授業改善などの取組を通じて、児童生徒の体力・運動能力向上が図られることが必要です。
【新体力テストの実施状況】
○千歳市では新体力テストの全学年実施を目指しており、今年度は特に小学校低学年からの取組が向上していることが顕著です。同じ種目を毎年実施し、方法の工夫や他者から学ぶこと、自身の記録を経年で見つめ成長を実感することなどが、市全体で共有することができており、その成果が本市としても得られていると分析しております。
令和4年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果概要 (PDF 375KB)
※昨年度以前の結果概要については下記のとおり。
令和3年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果概要 (PDF 325KB)
令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果概要 (PDF 1.08MB)
平成30年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果概要 (PDF 1.17MB)
平成29年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果概要 (PDF 1.59MB)
平成28年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果概要 (PDF 960KB)