設定

ふりがなをつける音声読み上げ
トップ市民向け教育・文化教育委員会教育行政報告令和2年9月教育行政報告

令和2年9月教育行政報告

 令和2年第2回定例市議会以降における諸般の教育行政をご報告申し上げます。

 

(1 はじめに)

 小中学校においては、新型コロナウイルス感染症の影響により、4月17日午後から臨時休校としておりましたが、国の緊急事態宣言の解除などにより、「学校の新しい生活様式」を導入した上で6月1日から学校を再開しました。
 学校再開後は、感染リスクの低減を図るため、「教室などの定期的な換気」、「児童生徒同士の距離をできるだけ離すこと」、「学校では原則としてマスクを着用すること」など、感染症対策に取り組みながら、学校教育活動を行ってまいりました。
 臨時休校期間が長期間になりましたが、各学校においては、児童生徒に過度な負担とならないよう配慮しながら、長期休業期間における登校日の設定や時間割編成の工夫などにより、必要な授業時数を確保しているところであります。
 
 夏季休業については、当初計画よりも小学校で10日間、中学校で13日間短縮し、8月8日から8月17日までの10日間としました。
 夏季休業の短縮期間の授業実施にあたっては、小中学校に扇風機を配置したほか、児童生徒の体調を考慮し、8月第1週目の登校日を午前授業にするとともに、水筒の持参によるこまめな水分補給を行うなど、熱中症対策にも取り組んだところであります。
 また、登校時に発熱のある児童生徒を迅速に察知し適切に対応できるよう、サーマルカメラや非接触型体温計を整備したほか、各学校において、きめ細かに感染症対策に取り組むことができるよう、小中学校配当経費予算の増額を行ったところであります。
 
 学校行事については、体育的行事、文化的行事ともに、全校の児童生徒が一堂に会し、多くの保護者が参観する環境での実施は難しいものと判断し、予定されている土曜日、日曜日などでの開催や、全校一斉での実施は原則行わないこととしましたが、児童生徒の平素の学習の成果を発表する場や作品の展示、ホームページ等での発信など、児童生徒の成長を表現する場を感染防止に配慮しながら工夫して設定することとしております。

 宿泊的行事については、文部科学省が示した「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」や「旅行関連業における新型コロナウイルス対応ガイドラインに基づく国内修学旅行の手引き」等を踏まえ、旅行業者等と連携して感染症対策を徹底することとした上で、旅行を継続できなくなった場合を想定し、原則として、行き先を陸路による北海道内とし、夏季休業後から実施することとしました。

 今後も、児童生徒を誰一人取り残すことなく最大限に学びを保障するとの観点に立ち、授業時数の確保等に取り組むとともに、引き続き、小中学校における新型コロナウイルス感染症対策に努めてまいります。


(2 学校教育について)
 一般財団法人サークルクラブ協会及び公益社団法人日本海洋少年団連盟主催の「第48回我ら海の子展」において、東千歳中学校3年生の長島(ながしま)ひなたさんが銀賞を受賞し、同校1年生の廣瀬(ひろせ)蒼依(あおい)さんが佳作に入選しました。
 また、公益社団法人北海道海事広報協会主催の「第57回全道中学生海の絵画コンクール」において、同じく東千歳中学校3年生の長島(ながしま)ひなたさんが金賞を受賞しました。
 

(3 社会教育について)
 高齢者の仲間づくりや学習機会の提供を目的とした「千歳市若返り学園」は、本年で47年目を迎え、新規登録者37名を加えた374名の登録となりました。
 新型コロナウイルス感染症の影響により、5月からの開講を延期し、7月1日の運営委員代表者会議から活動を開始したところであり、今後も、感染症対策に留意し、高齢者の学習機会の充実に努めてまいります。

 来年1月の千歳市成人式「はたちのつどい」の開催については、新成人と市民団体に企画段階から参画していただき、式典内容の充実を図ることなどを目的に「はたちのつどい協働会議」を設置し、検討を進めております。
また、会場の消毒のほか、式典を入替式の2部制とし、1回あたりの来場者数を抑制するなど、感染症対策に留意して実施するとともに、新成人にとって思い出に残るものとなるよう、協働会議の皆さんの発想を生かした取組を進めてまいります。

 公民館教室については、新型コロナウイルス感染症の影響により、5月からの開講を延期し、9月に開講したところであり、21教室に385名の市民が受講することとなりました。
 学習と交流の機会を通じて、市民一人ひとりが自らを高め、潤いのある生活を送り、心豊かな活力ある地域社会が実現できるよう、今後も、感染症対策に留意し、市民の自主的な学習活動を支援してまいります。
 
(4 文化財について)
 8月9日から8月29日まで、埋蔵文化財センターにおいて、小学生以上の市民を対象に「体験学習会」を開催し、「まが玉づくり」の制作体験や、史跡キウス周堤墓群や恵庭市に所在する史跡カリンバ遺跡などを巡る「史跡見学会」に、延べ53名の参加がありました。
 参加した小学生からは、「楽しく勉強できた」、「新しい発見がたくさんあった」などの感想が寄せられました。


 以上、申し上げまして、教育行政報告といたします。

 

このページに掲載されている情報の担当部署・お問い合わせ先

カテゴリー

公開日: