1 生活道路路面調査の背景と目的
生活道路は、市民生活に密着していることから、高齢者や障がいのある方、児童生徒など、交通弱者も安心して歩ける、安全性・快適性・利便性に優れた整備が必要です。また、第7期総合計画では、主要施策の一つとして「安全で快適な市道の整備」を掲げています。
本市の生活道路は、昭和50年代に、当時の基準である「舗装厚さ50cm以下」で整備したことなどにより、特に凍上の影響を大きく受け、舗装の損傷が著しい状況です。
本調査は、老朽化の進む生活道路の改良整備を、現状に即して実施する基礎資料とするため、3年ごとに市街地の全ての生活道路を対象として行っています。
2 調査結果
(1)調査方法
調査の方法は、市職員が生活道路の路面状況について、ひび割れ、わだち掘れ、 平坦性等の状況を目視にて5段階評価により判定しています。
レベル1 | 問題なし | ||
レベル2 | 「ひび割れ」、「わだち掘れ」、「平坦性の低下」等が認められるが、 道路機能としては問題なし | ||
レベル3 | 「ひび割れ」、「わだち掘れ」、「平坦性の低下」等が認められる | ||
レベル4 | 「ひび割れ」、「わだち掘れ」、「平坦性の低下」等に加え、構造的破壊が認められる | ||
レベル5 | 「ひび割れ」、「わだち掘れ」、「平坦性の低下」等が著しく、構造的破壊が全面的に認められる |
整備が必要なレベルは、レベル3からレベル5です。
各レベルにおける劣化状況のイメージ.pdf (PDF 3.63MB)
(2)調査期間
令和2年4月30日~5月26日
(3)調査結果
調査延長365.4km 前回365.4km(増減なし)
<整備が必要な延長> | |||||
レベル 3 | 29.3km | 前回 | 28.1km | (増減 | +1.2km) |
レベル 4 | 4.5km | 〃 | 5.5km | ( 〃 | -1.0km) |
レベル 5 | 1.2km | 〃 | 1.6km | ( 〃 | -0.4km) |
合計 | 35.0km | 〃 | 35.2km | ( 〃 | -0.2km) |
<現時点で整備が必要でない延長> | |||||
レベル 1,2 | 330.4km | 前回 | 330.2km | (増減 |
+0.2km) |
R2路面調査結果(優先度・レベル図)(A3版).pdf (PDF 2.1MB)
道路整備は、路面調査結果、交通量、通学路、家屋の連担状況などを総合的に検討し、順次行っていきます。