○山口市長から市民に向けた新年のあいさつ(令和5年1月1日)
市民の皆さま、新年あけましておめでとうございます。
令和5年の輝かしい新春を迎えられましたことを、心からお慶び申し上げます。
これまで市政の運営にご理解とご協力を賜りましたことに厚くお礼申し上げますとともに、市民の皆さまのさらなるご活躍と、本年が皆さまにとりまして幸多い素晴らしい一年となりますことを、心から祈念申し上げます。
私は千歳市長として5期20年に亘り市政を担当させていただきましたが、今期をもちまして職を辞し、次期の市長選には出馬しないこととしました。市民の皆様には、これまで温かいご支援をいただきましたことへの感謝と同時に、今日の本市の発展に、いささかなりとも微力を傾注することができましたことは、市長として大変光栄なことと感じております。残された任期まで、市長としての責務をしっかりと全うしてまいりますので、引き続き、ご支援とご協力をお願いいたします。
さて、昨年を顧みますと、コロナ禍においても、新しい生活スタイルにより、これまで中止していた市内のイベントや祭りが3年ぶりに復活するなど、多くの人々による賑わいが見られました。催し会場では、たくさんの笑顔と喜びがあふれ、人のつながりの大切さを改めて感じたところです。感染対策については、保健所業務の支援や集団接種の継続など、拡大防止に向けた取組も同時に行いました。市内経済の回復に向けては、「市民応援商品券」の配布や、宿泊助成事業「ちとせ割」「ちとせ飲食クーポン券」の実施など、継続して市内経済の下支えに努めてきました。
また、明るい話題として、小学校の新設としては25年ぶりとなる「みどり台小学校」を、4月1日に開校しました。このことは、千歳が若々しいまちであることの表れであり、本市が持っている可能性や発展性を大きく感じております。
新千歳空港の国内線は、コロナ禍前の令和元年比で約9割まで回復したほか、国際線は2年4か月ぶりに再開し、12月現在では7路線が就航するなど、航空需要回復に向けた明るい兆しが見えてきております。市としましては、空港内商業施設で利用できる商品券の発行や航空賃の助成など、複数の「空港応援キャンペーン」を実施し、新千歳空港の利用促進に努めました。令和8年には、本市の発展の原点とも言える千歳空港が、100年の大きな節目を迎えますことから、市民の皆様とともに盛大にお祝いし、先人の偉業を称え、慶びを分かち合いたいと考えております。
企業誘致につきましては、平成15年度から立地した企業は、累計で128社となりました。立地いただいた企業の皆様には、雇用の創出と本市の価値や知名度を高めていただいておりますことに改めてお礼申し上げます。
私がはじめて市長に就任した当時の本市の人口は、89,000人でしたが、令和2年7月には98,000人を記録し、これまで9,000人の増加を見ています。このことは、企業誘致や自衛隊体制維持に向けた要望活動、様々な子育て施策、千歳科学技術大学の公立化、勇舞中学校やみどり台小学校の新設のほか、これまで取り組んできました、まちの魅力を高める施策の成果であると考えています。
今後は、現下の感染症や物価高などの影響や、これからの重要なテーマであるグリーントランスフォーメーションやDXの推進など、市民のライフスタイルや企業活動も大きく変わることが想定され、これからの市政運営は、本市が進むべき方向をよく見極め、新たな時代を創造していくことが求められるものと考えています。
私は、これまで、「一年一字」として、新たな年への想いを表わしてまいりました。新たな時代に向け、世界で千歳にしかない新たな魅力を「創(つく)」り、選ばれるまちとなることを願って、今年の1字は「創(そう)」・「創(つく)る」としました。今年は、コロナとの共存しながら新たな時代を皆様と一緒に創りだしていきたいと考えています。
今後も、我が千歳市が、第7期総合計画の将来都市像の実現に向けた取組を進め、市民の皆様が「住んでよかった」「住み続けたい」と感じていただくまちとなることを切に願ってやまないものであります。
本年も引き続き、一層のご支援をお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
本日は、おめでとうございます。
千歳市長 山口 幸太郎
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