埋蔵(まいぞう)文化財(ぶんかざい)センター展示(てんじ)室(しつ)

 展示(てんじ)紹介(しょうかい)　　利用(りよう)案内(あんない)

埋蔵(まいぞう)文化財(ぶんかざい)センターは、平成(へいせい)１７年(ねん)３月(さんがつ)末(まつ)に閉校(へいこう)した旧(きゅう)長都(おさつ)小中学校(しょうちゅうがっこう)の旧(きゅう)校舎(こうしゃ)をリニューアルし、平成(へいせい)２２年(ねん)４月(しがつ)１日(にち)から収蔵(しゅうぞう)資料(しりょう)の一般(いっぱん)公開(こうかい)業務(ぎょうむ)を開始(かいし)しています。
千歳(ちとせ)は、新(しん)千歳空港(ちとせくうこう)建設(けんせつ)にともなって北海道(ほっかいどう)でも早くから(はやくから)大(だい)規模(きぼ)な発掘(はっくつ)調査(ちょうさ)が始め(はじめ)られた地域(ちいき)であり、市内(しない)では３００カ所(かしょ)をこえるたくさんの遺跡(いせき)が見つかっ(みつかっ)ています。
当(とう)センターの常設(じょうせつ)展示(てんじ)室(しつ)は、それら遺跡(いせき)から発掘(はっくつ)された土器(どき)や石器(せっき)などの多く(おおく)の貴重(きちょう)な文化財(ぶんかざい)を、５つのコーナーで４つのテーマごとに展示(てんじ)し、縄文(じょうもん)時代(じだい)を中心(ちゅうしん)とした千歳(ちとせ)の文化(ぶんか)と歴史(れきし)をわかりやすく学ぶ(まなぶ)ことができるようにしています。

展示(てんじ)紹介(しょうかい)

千歳(ちとせ)のおいたち

　地形(ちけい)などの自然(しぜん)と昔(むかし)の人々(ひとびと)の暮らし(くらし)の変遷(へんせん)を紹介(しょうかい)します。はじめの展示(てんじ)室(しつ)では千歳(ちとせ)が海底(かいてい)だった頃(ころ)の様子(ようす)や支笏湖(しこつこ)ができるまでの過程(かてい)、火山灰(かざんばい)によって形づくら(かたちづくら)れた千歳(ちとせ)の地層(ちそう)など、地(ち)史(し)を中心(ちゅうしん)にパネルで紹介(しょうかい)しています。次(つぎ)の展示(てんじ)室(しつ)では旧石器時代(きゅうせっきじだい)の石器(せっき)、縄文(じょうもん)時代(じだい)から擦文(さつもん)時代(じだい)までの土器(どき)、近世(きんせい)アイヌ文化(ぶんか)期(き)の漆(うるし)椀(わん)などの実物(じつぶつ)を時代(じだい)順(じゅん)に展示(てんじ)しています。床(ゆか)には縄文(じょうもん)時代(じだい)から近世(きんせい)アイヌ文化(ぶんか)期(き)までの住居(じゅうきょ)のかたちと大き(おおき)さをラインで示し(しめし)ています。また、ウサクマイＡ遺跡(いせき)周辺(しゅうへん)で出土(しゅつど)した蕨手刀(わらびてとう)（市(し)指定(してい)有形(ゆうけい)文化(ぶんか)財(ざい)）などの登録(とうろく)文化財(ぶんかざい)も展示(てんじ)しています。

こころの文化(ぶんか)

　非(ひ)日常(にちじょう)的(てき)な道具(どうぐ)や死者(ししゃ)をとむらう墓(はか)の様子(ようす)など、昔(むかし)の人々(ひとびと)がもっていた豊か(ゆたか)なこころの文化(ぶんか)を紹介(しょうかい)します。美々(びび)４遺跡(いせき)出土(しゅつど)の動物(どうぶつ)形(がた)土(ど)製品(せいひん)（重要(じゅうよう)文化財(ぶんかざい)、複製(ふくせい)品(ひん)）、ママチ遺跡(いせき)出土(しゅつど)の土(ど)面(めん)（重要(じゅうよう)文化財(ぶんかざい)、複製(ふくせい)品(ひん)）、キウス周堤墓群(きうすしゅうていぼぐん)の周辺(しゅうへん)で出土(しゅつど)した磨製石棒(ませいせきぼう)、内別川(ないべつがわ)付近(ふきん)で採集(さいしゅう)された男性(だんせい)土偶(どぐう)（市(し)指定(してい)有形(ゆうけい)文化財(ぶんかざい)）などを展示(てんじ)しています。

くらしの文化(ぶんか)

　昔(むかし)の人々(ひとびと)の日々(ひび)の暮らし(くらし)を紹介(しょうかい)します。土器(どき)や石器(せっき)、植物(しょくぶつ)や動物(どうぶつ)の骨(ほね)を素材(そざい)にした道具(どうぐ)、身(み)を飾っ(かざっ)た道具(どうぐ)、市内(しない)朝日町(あさひちょう)から出土(しゅつど)した全長(ぜんちょう)7mにおよぶ近世(きんせい)の丸木舟(まるきぶね)などを展示(てんじ)しています。また展示(てんじ)室(しつ)の壁(かべ)には縄文(じょうもん)時代(じだい)前期(ぜんき)の貝塚(かいづか)の断面(だんめん)をはぎ取っ(はぎとっ)た土(ど)層(そう)の実物(じつぶつ)をパネルにして展示(てんじ)しています。

　世界(せかい)文化(ぶんか)遺産(いさん)に登録(とうろく)された　国(くに)指定(してい)史跡(しせき)キウス周堤墓群(きうすしゅうていぼぐん)の特設(とくせつ)コーナーも設置(せっち)しています。

長都(おさつ)のうつりかわり

　埋蔵(まいぞう)文化財(ぶんかざい)センターは旧(きゅう)長都(おさつ)小中学校(しょうちゅうがっこう)の校舎(こうしゃ)を使っ(つかっ)ています。そこで、このコーナーでは長都(おさつ)地域(ちいき)の変遷(へんせん)と長都(おさつ)小中学校(しょうちゅうがっこう)にかかわりのある品々(しなじな)を展示(てんじ)しています。この地域(ちいき)の釜加神社(かまかじんじゃ)にまつられている弁財天(べんざいてん)御厨子(みずし)（市(し)指定(してい)有形(ゆうけい)文化財(ぶんかざい)）の複製(ふくせい)品(ひん)も展示(てんじ)しています。この御厨子(みずし)の裏側(うらがわ)には千(せん)歳(さい)の名前(なまえ)の由来(ゆらい)が記さ(しるさ)れています。

利用(りよう)案内(あんない)

ご見学(けんがく)の際(さい)には感染(かんせん)症(しょう)拡大(かくだい)防止(ぼうし)対策(たいさく)にご協力(きょうりょく)をお願い(おねがい)いたします。

発熱(はつねつ)や風邪(かぜ)の症状(しょうじょう)など体調(たいちょう)不良(ふりょう)の場合(ばあい)は、ご見学(けんがく)をご遠慮(えんりょ)願い(ねがい)ます。

• 住所(じゅうしょ)：千歳(ちとせ)市長(しちょう)都(みやこ)42-1
• 電話(でんわ)：0123-24-4210
• 開館(かいかん)日(び)：月曜日(げつようび)から金曜日(きんようび)（祝日(しゅくじつ)除く(のぞく)）・毎月(まいつき)第(だい)2日曜日(にちようび)

　　　　　開館(かいかん)・休館(きゅうかん)カレンダーはこちら

• 見学(けんがく)時間(じかん)  午前(ごぜん)９時(じ)から午後(ごご)５時(じ)
• 見学(けんがく)料(りょう)    無料(むりょう)

      ※団体(だんたい)での見学(けんがく)は希望(きぼう)日(び)の10日(にち)前(まえ)までに申し込ん(もうしこん)でください

      ※年末年始(ねんまつねんし)（12月(じゅうにがつ)29日(にち)から1月(いちがつ)3日(にち)）は休館(きゅうかん)です。

交通(こうつう)案内(あんない)

• 公共(こうきょう)交通(こうつう)機関(きかん)はありません。自家用車(じかようしゃ)、タクシーなどをご利用(りよう)ください。

• レンタサイクル（電動(でんどう)アシスト付き(つき)）も利用(りよう)可能(かのう)です。詳細(しょうさい)は下(した)のPDFをご覧(ごらん)ください。

　　　　　　ちとせレンタサイクル (PDF 941KB)

• ＪＲ千歳(ちとせ)駅(えき)から約(やく)８km、ＪＲ長(ちょう)都(みやこ)（おさつ）駅(えき)から約(やく)５km、道東(どうとう)自動車(じどうしゃ)道(どう)千歳(ちとせ)東(ひがし)インターチェンジから約(やく)７kmです。