千歳で最も古い遺跡 - 北海道千歳市公式ホームページ

1万(まん)年(ねん)以上(いじょう)前(まえ)は氷河期(ひょうがき)で、地球(ちきゅう)は年(とし)平均(へいきん)気温(きおん)が今(いま)より8度(ど)も低く(ひくく)、氷(こおり)が厚く(あつく)発達(はったつ)し、海水(かいすい)が少なく(すくなく)なることで海岸(かいがん)線(せん)は約(やく)100メートルも低い(ひくい)現在(げんざい)の海底(かいてい)にありました。この海岸(かいがん)線(せん)を結ぶ(むすぶ)と間宮(まみや)海峡(かいきょう)、宗谷海峡(そうやかいきょう)は橋(はし)のような陸地(りくち)になります。ここをわたってシベリアからマンモスやオオツノジカ、ヘラジカなどが北海道(ほっかいどう)にわたり、やがて動物(どうぶつ)を追って(おって)人間(にんげん)もやってきました。このころ、千歳(ちとせ)は噴火(ふんか)を続け(つづけ)た支笏火山(かざん)（今(いま)の支笏湖(しこつこ)の位置(いち)にあった）が静か(しずか)になり、初めて(はじめて)人間(にんげん)が生活(せいかつ)できる舞台(ぶたい)になりました。約(やく)3万(まん)年(ねん)前(まえ)、彼ら(かれら)は千歳(ちとせ)で最古(さいこ)の石器(せっき)を流通(りゅうつう)の祝梅(しゅくばい)下層(かそう)遺跡(いせき)に残し(のこし)ました。その後(そのご)、柏台(かしわだい)南(みなみ)の柏(かしわ)台(だい)1遺跡(いせき)、中央(ちゅうおう)の丸子山(まるこやま)遺跡(いせき)でも石器(せっき)が見つかっ(みつかっ)ています。これらの遺跡(いせき)は、火山灰(かざんばい)が風(かぜ)によって二(に)次(じ)的(てき)に堆積(たいせき)した古(こ)砂丘(さきゅう)の上(うえ)にのこされました。