新型コロナウイルス感染症に便乗した悪質商法や詐欺に注意しましょう!
消費者庁によると、新型コロナウイルス感染症に関連する詐欺やトラブルにあった方の約80%が「自分は気をつけているから大丈夫」と思っていました。
少しでも疑問や不安を感じた場合には、すぐに千歳市消費生活センターや警察に相談してください。
千歳市消費生活センター
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開設日時:平日の月曜日から金曜日、9時から17時
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直通電話 :0123-24-0193
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千歳市役所 第2庁舎 2階 9番窓口
北海道警察本部
- 千歳警察署:110または0123-42-0110
- 警察相談電話:#9110
だまされないで!!新型コロナウイルス感染症を口実にしATMへ誘導する還付金詐欺
新型コロナウイルス感染症を口実に還付金手続きのためATMへ誘導する還付金詐欺相談が、国民生活センターや全国の消費生活センターに寄せられています。国民生活センターの公表内容から相談事例を紹介します。
還付金詐欺が疑われる相談事例
- 「還付金がある」と市役所を名乗る電話があり、口座のある銀行名を聞かれ答えたところ、その後、その銀行を名乗り「新型コロナの影響で65歳以上は銀行に入れないのでショッピングセンターのATMに行くように」と電話があった。
- 「介護保険料の返金があるが、新型コロナの影響で返金期限は本日まで。携帯電話と通帳を持って近くのATMへ行き、指定の電話番号に電話して指示どおり操作するように」と役場を名乗る電話があった。
アドバイス
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市役所などの公的機関や金融機関の職員が、還付金手続きのためにATMの操作をするよう連絡することは、絶対にありません。
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「お金が返ってくるのでATMに行くように」という電話は、『還付金詐欺』です。相手にせず、すぐに電話を切りましょう。
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新型コロナウイルス感染症を口実にしてATMへ誘導する新たな手口も起きています。心当たりがある場合でも、指示された番号に電話はかけずに、市役所の担当部署に確認してください。
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不審な電話を受けた場合は、すぐに最寄りの警察(警察相談専用電話「#9110」)か、最寄りの消費生活センター等(消費者ホットライン「188」)に相談しましょう。
国民生活センター:新型コロナを口実にATMへ誘導する還付金詐欺!(クリックするとページを移動します。)
新型コロナウイルスに便乗した詐欺
新型コロナ関連詐欺消費者ホットライン
国民生活センターでは、「新型コロナ関連詐欺消費者ホットライン」を開設し、フリーダイヤル(通話料無料)で、給付金やワクチンなどを口実にした詐欺的な消費者トラブルについて相談を受け付けています。
相談受付時間
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10時~16時(土曜、日曜、祝日を含む)
フリーダイヤル
- 0120-797-188
通話料
- 無料
対象地域
- 全都道府県
注意事項
- おかけ間違いにご注意ください。
- 050から始まるIP電話からはつながりません。
- 電話がつながりにくい場合は、「消費者ホットライン188」(通話料有料)も併せてご利用ください。
国民生活センター:「新型コロナ関連詐欺消費者ホットライン」をご利用ください(クリックするとページを移動します。)
詐欺が疑われる相談事例
- 政府より、コロナ被害者救済基金から7億円をスピード給付するので、SNS の友達追加をするようにとメールが来た。
- 新型コロナの濃厚接触者になった知人が、待機期間経過後に出勤したら、「待機期間が1日短く罰金だ」と保健所を名乗る電話があった。
- 保健センターを名乗る電話があり、PCR検査をする費用を求められたり、給付金のためと銀行口座番号を聞かれた。
- 新型コロナウイルス支援金が受け取れると電話があり、電話をつなげたままサイトに誘導され、個人情報の入力を促された。
ワクチン接種を口実にした相談事例
- 「新型コロナワクチンが接種できる。後日全額返金されるので10万円を振り込むように」との不審な電話がかかってきた。
- 公的機関を名乗る者が「新型コロナウイルスワクチンの予約代行をする。」と訪ねてきた。詳しく質問したところ、ごまかして帰った。
- 大規模接種会場の予約情報を尋ねる不審な電話がかかってきた。
- ワクチン接種の予約をしていないのに「ワクチン接種の説明に行く」と電話があり、個人情報の確認をされた。
アドバイス
- 新型コロナウイルスに関連した情報には、さまざまな情報があります。根拠のないうわさなどにより混乱したりせず、国や北海道、千歳市が発表する正確な情報に基づいて冷静に対応しましょう。
- 行政機関の職員を名乗る、行政から委託されたという業者などからの怪しい電話や訪問には、反応しないようにしましょう。
- 国の機関などの名称を用いてワクチン接種に関連しているかのように装いメールやSMSに記載したURLに誘導しようとした事例が確認されています。心当たりのないメールなどに記載されているURLは、詐欺的なサイトにつながる可能性があるので、クリックやタップをしないでください。
- 国や道、市が、ワクチン接種や公費PCR検査のために金銭の支払いや銀行口座・クレジットカード番号の登録を求めることはありません。
- ワクチン接種を受ける際の費用は「無料」(全額公費)です。
- ワクチン接種にあたっては、市から「接種券」を送付します。
少しでも「おかしいな?」「あやしいな?」と不審に思ったり、トラブルにあった場合は、すぐに「新型コロナ関連詐欺消費者ホットライン0120-797-188」または、最寄りの消費生活センター等に相談しましょう。今後、新たな手口が発生する可能性があります。少しでもおかしいと感じたら早めにご相談ください。
ワクチン接種に関する千歳市の取組・案内などは、新型コロナウイルスワクチン接種について(クリックするとページを移動します)をご確認ください。
コロナ禍における消費者被害
コロナ禍ならではの不審な勧誘や悪質商法、ショッピングに関するトラブルが多発しています。自分は大丈夫と油断せず、最新の事例を知って十分に注意しましょう。
国民生活センター:新型コロナウイルス感染症関連(テーマ別特集) (クリックすると国民生活センターホームページに移動します)
消費者庁:新型コロナ関連消費者向け情報(クリックすると消費者庁ホームページに移動します)
消費者庁:便乗悪質商法の注意喚起(クリックすると消費者庁ホームページに移動します。)
消費者庁:こんなケースにご用心(クリックすると消費者庁ホームページに移動します。)
国や地方公共団体のなりすまし
国や地方公共団体の給付金・助成金手続きに必要だとして金銭をだまし取ろうとする「給付金詐欺」や、金融機関や大手企業を名乗りメールで登録情報の変更を促して個人情報を聞き出そうとする「フィッシング詐欺」が全国で発生しています。
- 電話やメールの差出人を十分に確認し、心当たりのない送信元からのメールや電話は無視しましょう。個人情報を絶対に伝えてはいけません!
- 市役所などの行政機関を名乗る、行政から委託されたという業者などからの電話や訪問、心当たりのない送信元から怪しいメール・SMS、SNSなど、怪しい・おかしいと思うものには反応しないようにしましょう。
身に覚えのない商品の送り付け
身に覚えのない商品が送り付けられるトラブルが全国で発生しています。ただし、贈答品の可能性もあります。まずは心当たりがないか確認を。
- 新型コロナウイルスに便乗した悪質な勧誘を行う業者には、耳を貸さないようにしましょう。
- 商品購入の勧誘などを受けた場合には、その場で簡単に決めずに、家族など周囲の方にも相談して、よく考え冷静に対応してください。
- 契約してしまっても、クーリングオフや契約の取り消しができる場合があります。
- 注文していない健康食品が届き、振込用紙が同封されていたり、知らない業者から海産物が送られ、不在通知が入っていた事例もあります。
- 注文していないのに一方的に送り付けられた商品は、直ちに処分可能です。金銭の支払い義務もありません。あわてて事業者(送り主)に連絡する必要もありません。
- 事業者から金銭の支払を請求されても、応じないようにしましょう。支払義務があると誤解して、金銭を支払ってしまったとしても、その金銭については返還を請求することができます。
インターネット通販でのトラブル
「インターネットで注文した商品が届かない」、「お試しと思ったら定期購入だった」などのトラブルが全国で発生しています。不正に個人情報を抜き取る悪質な偽ショッピングサイトもあります。
- インターネットで商品を購入するときは、サイトのURLや規約などを十分に確認しましょう。
- 大手モールサイトでも偽ブランド品を売っている業者があります。実際に取引する出品者・出店者を確認しましょう。
- 「お試し価格・1回限り」と思っても、購入する前に「自動継続」、「○回以上の継続が必要」などと記載されていないか、契約内容をよく確認しましょう。
- 事業者が表示した「規約」や「返品・解約」ルールをよく確認しましょう。「返品不可」と記載されていたら、返品は困難です。
- 小さな文字で契約の重要事項が記載されていることもあります。表示画面をよく確認しましょう。
SNSを通じた悪質商法
「SNSをきっかけに高額収入を得られる副業を紹介され、情報商材を購入したが儲からない」などのトラブルが全国で発生しています。
- 簡単に高額収入を得られるという副業や投資のもうけ話には、用心しましょう。
- 情報商材は、契約前に中身を確認することができません。怪しいと思ったら、連絡をとるのをやめましょう。
- 高額な契約を勧誘されたり、話が違うと感じたら、きっぱりと契約を断りましょう。
- クレジットカードでの高額決済や借金をしてまで契約してはいけません。
- その場で簡単に決めずに、家族など周囲の方にも相談して、よく考え冷静に対応してください。
- 契約してしまっても、クーリングオフや契約の取り消しができる場合があります。
新型コロナウイルスへの予防効果を標ぼうする商品の不当表示
消費者庁では、新型コロナウイルスへの予防効果を標ぼうする商品等の不当表示に対する監視指導を実施しています。
新型コロナウイルス予防商品の中には、客観性や合理性を欠くものもあります。健康食品、除菌スプレーなど効果の根拠がない商品に注意してください。
- コロナウイルス予防商品の広告などを安易に信じないようにしましょう。
- 効果について、その効果をよく確かめるようにしましょう。
- 真偽がよくわからない情報をSNSなどでむやみに拡散しないようにしましょう。
消費者庁:新型コロナウィルスに対する予防効果を標ぼうする商品表示の注意喚起等の情報(クリックすると消費者庁ホームページに移動します。)
高齢者を狙う「カードすり替え詐欺」に注意!
新型コロナウイルス感染防止のため在宅している高齢者が狙われています。
警察官や金融庁職員をかたって高齢者の自宅を訪問し、キャッシュカードを見せてもらい、隙を見て偽物とすり替える「カードすり替え詐欺」と呼ばれる被害が急増しています。
被害者の手元には偽物のカードがあるため、盗まれたことに気づきにくく、連絡があるまで保管するように言われるため、放置することで発見が遅れてしまいます。
アドバイス
- 警察官や金融庁職員をかたる電話があっても、むやみに信用してはいけません!
- 他人にキャッシュカードを渡してはいけません!暗証番号を教えてはいけません!
不審だなと思ったら、110番または警察相談電話#9110へ
北海道立消費生活センター作成:カードすり替え詐欺に注意.pdf (PDF 743KB)
相談したいときは
千歳市消費生活センター
相談受付時間
平日9時から17時(年末年始、土曜・日曜・祝日を除く)
電話番号
0123-24-0193(直通電話)
相談窓口
千歳市役所 第2庁舎 2階 9番窓口
土曜、日曜、祝日に利用できる相談窓口
消費者ホットライン(全国統一番号)
詳細は、消費者庁:消費者ホットライン(外部サイト)(クリックするとページを移動します)をご確認ください。
公益社団法人全国消費生活相談員協会(北海道)
- 曜日:土曜
- 電話番号:011-612-7518
- 受付時間:午後1時から4時
詳細は、公益社団法人全国消費生活相談員協会ホームページ(外部サイト)(クリックするとページを移動します)をご確認ください。
消費者庁「新型コロナ関連消費者向け情報」公式LINEアカウント
消費者庁では、新型コロナウイルス感染症対策に関する消費者向け情報を発信するLINE公式アカウントを開設しています。ご活用ください。
「消費者庁 新型コロナ関連消費者向け情報」公式LINE(クリックすると消費者庁ホームページに移動します)
国民生活センター公式SNS
国民生活センターでは、ソーシャルメディアの公式アカウントを取得して情報発信を行っています。ご活用ください。
国民生活センター公式SNSについて (クリックすると国民生活センターホームページに移動します)