「ちとせ男女共同参画月間」事業報告
国では男女共同参画社会基本法の公布・施行日である平成11年6月を踏まえ、毎年6月23日から29日までの1週間を「男女共同参画週間」としています。
千歳市でも、6月を「ちとせ男女共同参画月間」として、男女共同参画社会の形成に向けた取組を市民団体の協力のもと実施しました。
ちとせ男女共同参画キャラバン事業
とき:平成22年6月1日 火曜日
ところ:市内大型店ほか
「ちとせ男女共同参画推進ねっと」登録団体で構成する「ちとせ男女共同参画推進実行
委員会による街頭啓発を実施しました。
ちとせ男女共同参画月間事業講演会
とき:平成22年6月20日 日曜日
ところ:市民文化センター 大ホール
講師:昭和女子大学学長 坂東 眞理子 氏
演題:~力強く、そしてやさしく~ 品格ある社会の男性と女性
来場者:794名
講演会ポスター.pdf [211KB pdfファイル]
【講演から】 人間としての基礎力をもつこと。基礎力とは
自分の行動や生き方の芯になる信念をもつこと。相手
の立場に立って思いやることができる、品格は「強さ」と
「やさしさ」から生まれてくるもの。
【感想】 人間の生き方について、人間として社会の中で
どうあるべきか再確認した。強い心・強い体・強い頭、
基礎をしっかり身につけることが大事。
コミュニケーションの大切さを再認識。
ちとせ男女共同参画週間パネル展
とき:平成22年6月23日 水曜日~平成22年6月30日 水曜日まで
ところ:市民文化センター 展示ホール
テーマ :「男女雇用機会均等法から20年-働く女性をめぐる状況」
「少子高齢社会と男女共同参画-育児と介護の問題」
「ちとせ男女共同参画月間」及び「男女共同参画週間」における啓発事業としてを実施しました。
各種事業
男女共同参画情報コーナー「は~もに~」 の設置
国や北海道、市が進める計画や講演会等の
開催案内などの各種情報をお知らせしています。
また、図書館にも情報ボックスを設置しています
ので併せて御活用ください。
←市役所1階市民ホールに常設しています。
第1回男性の料理教室
今年度は「みんなで進める千歳のまちづくり条例」による千歳市と千歳市食生活改善協議会との協働事業として実施しました。次回の教室は、11月に開催を予定しています。
1コース ~テーマ 「男性の家庭科~基本編~」
とき: 平成22年7月4日 日曜日
ところ:市民文化センター 調理教室
講師:千歳市食生活改善協議会
参加者:19名
※20代を含め、幅広い世代からの参加があり、
料理を通じて世代間交流が図られました。
→鶏の唐揚げ・きんぴらごぼう・ポテトサラダほか
2コース ~テーマ 「夏こそ地元の野菜を食べよう!」
とき: 平成22年7月18日 日曜日
ところ:市民文化センター 調理教室
講師:野菜ソムリエ 栗田 幸江 氏
参加者:14名
新しい野菜をたくさん知ることができました。牛乳から作るカッテージチーズもチャレンジしました。
→キャベツメンチ トマトソース添え・旬野菜とカッテージチーズサラダ・人参ご飯ほか
第2回男性の料理教室
今回は初の試みによる「弁当づくり」「ケーキづくり」を実施しました。この教室をきっかけに幼稚園のお子さんに弁当をつくったというお父さん、完成したケーキをお子さんやお孫さん、奥さんやお友だちにプレゼントした方など、料理づくりから絆づくりが育まれました。
次年度も7月と11月に2回の教室(各2コース全4回)の開催を予定しています。ぜひ体験してみて下さい。
1コース ~テーマ 「ザ・弁当男子~ベテラン主婦のコツを伝授!」
とき: 平成22年11月7日 日曜日
ところ:市民文化センター 調理教室
講師:千歳市食生活改善協議会 会長 島 邦代 氏
参加者:16名
千歳市食生活改善協議会による弁当づくりがスタートしました
下ごしらえも丁寧に美味しさの秘訣 野菜たっぷりの肉巻きに挑戦
弁当の定番 卵焼きも基本をマスター 色鮮やかな弁当が完成しました
【参加者の声】
○来年のひとり暮らしに向け、良い勉強ができた
○料理の楽しさを教えてもらえた
○レパートリーが増えた
○実践してみたい
など、今後もチャレンジしていただけそうな御感想をいただきました。
2コース ~テーマ 「ひと足早いクリスマス~プロのケーキづくりに挑戦!」
とき:平成22年11月21日 日曜日
ところ:市民文化センター 調理教室
講師: (株)もりもと パティシエ 長谷川 岳人 氏
参加者:20名
講師:長谷川さん アシスタント:越智さん ケーキの土台となるスポンジづくりに挑戦
スポンジの焼きあがりも上出来 次はデコレーションのメレンゲづくり
パティシエの指導のもと難関のロールづくり 各グループのケーキが完成しました
グループでの製作の後、引き続き各自のケーキづくり
【参加者の声】
○最高にいいケーキがつくれた、チャンスがあればまた参加したい
○とても楽しかった、家でもつくってみる
○時々このようなプロの講師を招いての講習を希望
○今後の自分に期待する
○講師の方やスタッフの手助けのもと、とてもすばらしいものができた
○初めてのケーキづくりだったが、パティシエの説明で納得のケーキが完成
など、ケーキづくりの難しさを実感しながらも、さまざまな思いを込めて完成させたケーキに
参加者の皆さんの表情はとても満足気であり、新たなことへチャレンジする意気込みも感じ
られました。
また、今回の教室に御協力をいただいた(株)もりもと様に感謝申し上げます。
ちとせ男女共同参画セミナー
今年度は再就職等を支援するセミナーとして開催し、講師に(株)北海道アルバイト情報社 川上睦子氏を招き、現状の雇用状況を企業の求人動向や企業が求める人材ニーズの視点から学び、また就職に効果的なコミュニケーション術を向上するため受講者間での実践ワークをとおして体験する機会としました。
さらに、今回は内容の企画から当日の運営にいたるまでちとせ男女共同参画推進スタッフの協力のもと開催しました。
とき:平成22年11月27日 土曜日
ところ:市民文化センター 視聴覚室
講師: (株)北海道アルバイト情報社 キャリア支援室 キャリア・アドバイザー 川上 睦子 氏
参加者:27名
推進スタッフの司会進行によりスタート 講師:川上 睦子 氏
受講者の皆さんの熱心な聴講の様子
コミュニケーション力アップのための実践ワーク
講座の後も活発に質問がありました 今後の参考となる回答をいただきました
【参加者の声】
○求人の現状がはっきり分かる資料と説明で理解しやすく、実践ワークが楽しかった
○エントリーの時点で落とされるのではなく、面接にこぎつけるまでの履歴書の書き方が参
考になった
○就職するための手順(履歴書の書き方や面接で伝える内容)まで、就職活動に必要なこと
全般をとおした話でとてもわかりやすく、役立つ、実践的な内容だった
○「相手への伝え方」の話をもっとくわしく聴きたかった
○就職活動中なのでモチベーションが上がった
○仕事だけではなく日常生活にも役立つ情報が得られた
などの感想をいただきました。
また、次回のセミナーについては
○社会や家庭においてのコミュニケーション、人間形成(共働き等、環境変化による)
○子どもをほめて育てる時期、認めて育てる時期などのセミナー
○コーチング、アサーション
などの御希望がありました。
来年度も課題に沿った題財や効果的な手法を用いたセミナーを企画していきます。
ちとせ男女共同参画推進スタッフ
男女共同参画を推進するためには、社会情勢や地域のニーズにあった取組が必要です。
男女共同参画推進スタッフは、市民協働の男女共同参画活動をけん引する人材として、地域に根ざした活動をしていただくことを目的として登録を募集しています。
現在は、20代から60代まで幅広い世代の男女26名の皆さんに登録していただいており、そのうち12名の皆さんに上記セミナー開催に伴い、市と協働の担い手として参画していただきました。
ちとせ男女共同参画ことはじめ塾Vol.2
「男女共同参画ことはじめ塾」は今年度で2回目の実施となります。
昨年度はアンケート調査や各種データから市の状況を把握し、家事・子育て・介護などの分野における男女共同参画の意識や課題についてワークショップ形式による話し合いを行いました。
その知識をベースとし、さらに実践活動に結びつけたのが協働によるセミナーの開催です。
セミナー開催までの間、地域における男女共同参画促進を支援するためのアドバイザーとして国から(有)インタラクション研究所 安田睦子 氏を派遣していただき、スタッフの実践的な活動の機会を創出し、育成を図ることを目的とした「男女共同参画ことはじめ塾Vol.2」やセミナー企画会議などで研修や意見交換を重ねました。
第1回「男女共同参画ことはじめ塾Vol.2」~平成22年9月13日(月曜日)
ブレーンストーミングを用いてセミナー企画のコンセプト決定までに必要な情報収集見交換
【アドバイザーから】
○政策決定の場に女性が参画し、意見を出していくこと、実践できる人材が育つことが必要
第2回「男女共同参画ことはじめ塾Vol.2」~平成22年10月7日(木曜日)
セミナーの周知活動を含めた具体的な企画や運営のノウハウまでの学びと話し合い
【アドバイザーから】
○企画運営を経験することは事業を実施していく力をつけていくことにつながる
第3回「男女共同参画ことはじめ塾Vol.2」~平成22年12月15日(水曜日)
セミナーを終え、これまでの活動の振り返りと今後の活動の方向性について意見交換
【アドバイザーから】
○セミナー開催まで話し合いを重ねてきたことのプロセスが大事
○市の男女共同参画の推進に当たり、現状課題の分析とニーズの把握、情報共有が必要
○地域コミュニティ意識の薄れから男女共同参画は地域福祉的な考え方にシフトしている、
男女共同参画が何を目的に進んでいるのか、社会の中でどのように実現していくかを
考えることが必要
スタッフの皆さんお疲れさまでした
【振り返りの中でのスタッフの声】
○企画に携わり、反省点も多々ある中で多少の達成感が得られた、何事も経験
○それぞれの役割分担でスムーズに終えることができた
○男性スタッフの意見を聴くことができ、男女のスタッフがいて、男女共同参画の意義がある
など、参画して良かったという声がある一方
○現状分析が不十分であった
○講座の内容は良かったがスタッフの意図するところまでいかなかった
など、反省点もありました。
男女共同参画推進スタッフの皆さんには、「ことはじめ塾での学び」や「セミナー企画運営で
の実践力」を次年度の市の事業に反映するため、御協力をお願いします。
このページに掲載されている情報の担当部署・お問い合わせ先
お問い合わせは、企画部市民協働推進課 お問い合わせフォーム(ページが移動します)からお願いします。