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平成29年12月市長行政報告

 平成29年第3回定例市議会以降における諸般の行政をご報告申し上げます。

 

(1 はじめに)
 今年も残すところひと月となりましたが、この1年を顧みますと、年頭に、私は、仕事と私生活との調和を目的とした、「イクボス宣言」を行い、4月には、子育て支援に係る業務の体制強化を図るため、「こども福祉部」を新設し、多様化する市民ニーズに対応してまいりました。
 また、9月には、市民の安全で安心な生活を支える上で重要な 初期救急医療に対応する、休日夜間急病センター「ささえーる」を 開設したところであります。
 平成32年度の将来人口9万7千人の達成に向けましては、昨年3月に策定した、「千歳市人口ビジョン・総合戦略“みんなで97000プロジェクト”」の取組を全力で推進してまいりました。
 このことに加え、新千歳空港の活況が一層増していることや、4月には、市内において開学している「北海道千歳リハビリテーション学院」が大学に移行したとともに、来年4月には、同じく市内の「日本航空専門学校 新千歳空港キャンパス」につきましても、新たなコースの開設に伴い、学生が増えるなど、全国的に人口減少が進む中、本市の人口は増加を続けており、目標年次である平成32年度より前に、本市の人口は9万7千人に到達する見込みとなっております。
 人口は、まちの発展の原動力であり、人口増に向けた対策は、本市の最重要課題でありますことから、今後も本市が持つ特性や資源を生かしながら各種施策を推進し、本市の更なる発展に努めてまいる所存でありますので、議員各位並びに市民皆さまのご理解とご支援をお願い申し上げます。

 

(2 市功労者のご逝去について)
 このたび、千歳市功労者、大古瀬 千代(おおごせ ちよ)様が10月13日にご逝去されました。
 大古瀬 千代様は、千歳市議会議員や千歳市女性団体協議会会長として、地方自治の進展や女性の社会的地位の向上に尽力された そのご功績は誠に大きなものがあり、心からご冥福をお祈り申し上げます。

 

(3 叙勲及び功労表彰について)
 本年秋の叙勲におきまして、蛯子 徹男(えびこ てつお)様が国土交通行政事務 功労により瑞宝小綬章を、塩屋 十三(しおや とみぞう)様が防衛功労により瑞宝双光章を受章されました。
 ここに受章されました皆さまのご功績と栄誉をたたえ、深く敬意を表するとともに心からお喜び申し上げます。
 また、市政の振興に多大なご功績をいただいた方々を顕彰するため、例年功労者の表彰を行っておりますが、本年度につきましては、自治功労として米田 忠彦(よねた ただひこ)様に、社会福祉功労として村本 昭子(むらもと あきこ)様、山内 幸子(やまうち さちこ)様に、産業功労として鈴木 英範(すずき ひでのり)様にそれぞれ決定し、11月2日に功労表彰を贈呈いたしました。
 ここに受章されました皆さまの長年にわたるご努力とご労苦に対し、心から敬意と感謝の意を表するところであります。

 

(4 千歳市技能功労表彰について)
 千歳市技能功労表彰につきましては、建設機械運転工の大浅 行雄(おおあさ ゆきお)様に決定し、11月2日に贈呈いたしました。
 本市の産業発展のため、長年にわたり尽力されましたご功績に対し、ここに深く感謝の意を表するところであります。


(5 千歳市スポーツ表彰について)
 千歳市スポーツ表彰につきましては、千歳ミニバレーボール協会の設立にあたり、中心的役割を果たし、幅広い世代がミニバレー ボールを楽しむことができる基盤づくりに貢献されました石川 一郎(いしかわ いちろう)様、千歳柔道連盟において長年にわたり活動し、組織運営に携わるとともに、市内の中学校において柔道の授業を指導されるなど柔道の普及・発展に貢献されております河村 知明(かわむら ともあき)様、千歳陸上競技協会において長年にわたり活動し、組織運営に携わるとともに、千歳陸上競技スポーツ少年団の代表として、卓越した指導力で技術力向上や青少年育成に貢献されております佐伯 修身(さえき おさみ)様、千歳軟式野球連盟審判部の中心的存在として、若手審判員に技術指導されるとともに、役員を歴任し、連盟の組織強化や軟式野球の普及・発展に貢献されております興梠 三男(こうろぎ みつお)様に、それぞれ決定し、11月2日にスポーツ賞を贈呈いたしました。
 本市のスポーツ振興発展のため、長年にわたり尽力されましたご功績に対し、心から敬意を表するところであります。

 

(6 千歳市民文化表彰について)
 千歳市民文化表彰につきましては、市民文化賞を、長年にわたり陶芸の普及に尽力され、本市の文化の発展に貢献されました愛澤 光司(あいざわ こうじ)様と、長年にわたり詩吟の普及に尽力され、本市の文化の発展に貢献されました瀬戸山 一義(せとやま かずよし)様に、市民文化奨励賞を、本年1月に開催された「第10回アートクラブグランプリin SAKAI」において、堺市教育委員会教育長賞を受賞した中山 芽映(なかやま めい)様と、昨年8月に開催された「第57回講談社児童文学新人賞」において、佳作を受賞した栗沢 まり(くりさわ まり)様こと栗林 真理(くりばやし まり)様に、それぞれ決定し、11月2日に贈呈いたしました。
 本市の芸術・文化の振興に顕著なご功績を収めた4名の方々に対し、心から敬意を表するところであります。

 

(7 千歳科学技術大学の公立大学法人化について)
 昨年12月に、千歳科学技術大学から市に要望のあった「大学の公立大学法人化」については、有識者会議からの報告内容を踏まえ、庁内において、公立大学の必要性などについて検討を重ねてきたところであります。
 市は、科技大の教職員や学生は地域の知的な資源であることや、科技大には地域に若者を集める機能があることなどから、千歳の更なる発展のためには、科技大が将来にわたりまちづくりに関わることが必要であると判断し、10月25日に開催されました、市議会の「千歳科学技術大学の公立化に関する調査特別委員会」において、公立大学法人化を「是」とする方針を表明したところであります。
 今後、まちの更なる発展に向けた新たな戦略として、若者によるまちづくりに視点を置き、若者が持つ「知力、体力、発信力」が、将来にわたり千歳の発展の活力となるよう、学生が学びの中で、地域の魅力に触れ、地域と関わり合い、地域で活躍する大学を目指し、平成31年4月の公立大学開学に向け、議会との協議などを進めてまいります。

 

(8 自衛隊の体制強化を求める活動について)
 政府は、我が国を取り巻く厳しい安全保障環境を踏まえ、新たな「防衛計画の大綱」の策定を進めており、南西方面重視の大綱が策定された場合には現大綱においても議論となった北海道の自衛隊の体制縮小などが懸念されるところであります。
 このことから、「北海道自衛隊駐屯地等連絡協議会」の会長の立場として、役員とともに、11月24日に安倍総理大臣に、11月27日には自由民主党の二階幹事長を表敬訪問し、「我が国の防衛に果たす北海道の役割や自衛隊創設以来長きにわたり自衛隊を支え、自衛隊と共にまちづくりを進めてきた北海道民の思いなど」を伝えたところであります。
 また、「北海道自衛隊駐屯地等連絡協議会」及び「千歳市における自衛隊の体制強化を求める期成会」が防衛省、関係国会議員等に対して北海道の自衛隊の体制強化を求める要望活動を行いました。
 自衛隊の体制強化は、本市にとって地域経済やまちづくりに大きな影響を及ぼす重要な課題でありますことから、新たな「防衛計画の大綱」の策定状況などを踏まえながら積極的に活動してまいります。

 

(9 平成29年度千歳市総合防災訓練について)
 11月14日、防災学習交流施設において「風水害を想定した 千歳市総合防災訓練」を実施いたしました。
 この防災訓練には198名が参加し、風水害発生時における防災関係機関等との連携の強化や市職員の災害対処能力の習熟を図るなど、多くの成果を得たところであります。
 今後も、総合防災訓練を継続して実施し、防災関係機関等との連携を図るとともに、本市の地域特性を踏まえた防災・減災対策を進め、災害に強いまちづくり、人づくりを推進してまいります。

 

(10 ちとせ消費者まつり2017の開催について)
 10月15日、北ガス文化ホールにおいて、市と千歳消費者協会の主催により、市民の消費問題への意識向上を目的に、今回で44回目となる「ちとせ消費者まつり2017」を開催し、昨年 より118名多い、2,135名が来場されました。
 当日は、市民団体や企業など23団体の参加があり、「毎日を千産千消で支え合い・知恵と工夫で明るいくらし」をテーマに、消費者保護、廃棄物減量、「こども環境教室」の実施など暮らしに役立つ展示や体験コーナーを実施し、また、まつりの名物である千歳産の食材を用いたカレー販売、各フロアを巡るスタンプラリー等の取組を行い、多くの来場者で賑わいを見せました。
 今後も、このような取組を通じて、市民の安心安全な消費生活の確保に努めてまいります。

 

(11 いいお産の日 in ちとせについて)
 出産と育児に関する総合イベント「第3回いいお産の日 in ちとせ」を、11月3日、千歳市子育て総合支援センターにおいて開催しました。
 今年度は、本市の子育て施策である「子育てするなら、千歳市」をテーマに、市立千歳市民病院産婦人科の医長による「妊娠や出産に関する知識について」の講演や、絵本を主体としたフリーマーケットのほか、本年6月に発足した「千歳市パパの会」によるバルーンアートショーなど、子育て支援施設の機能を生かした数多くの催しや講座を開催しました。
 また、今年度は来場者の動線や安全面に配慮し、会場をこれまでの2か所から1か所に集約しましたが、808名もの来場者があり、盛況のうちに終了することができました。
 開催に際し、主任児童委員や子育てボランティア、関係団体などの数多くの皆さまからいただいた、あたたかいご支援、ご協力に対し、心から感謝申し上げますとともに、今後も多くの方々に子育ての楽しさや幸せを感じていただけるよう、「子育てのまち」としての魅力向上に努めてまいります。

 

(12 千歳市子育てママ応援会議について)
 「子育てするなら、千歳市」の施策の推進を図るため、仕事や家庭、地域社会など働く女性を取り巻く様々な社会環境や既存制度を官民一体となって検討する「千歳市子育てママ応援会議」を10月30日に設置しました。
 応援会議は、子育て中の方や子育て支援に関わる12名の委員で構成し、子育て中の女性の活躍促進及び支援に関することについて、当事者の生の声を取り入れることを重視しながら課題を検討するとともに、施策として提言いただくこととしております。
 検討内容は、「千歳市子ども・子育て会議」に報告するほか、市の施策や、平成32年度からの次期「千歳市子ども・子育て支援事業計画」への反映を目指してまいります。

 

(13 株式会社もりもと との地域包括連携協定事業について)
 10月28日、げんきっこセンターにおいて、株式会社もりもと との「地域活性化の推進のための連携と協力に関する協定」に基づく、食を通じた地域の子育て支援事業として、「パパと子どものサブレ DE デコレーション」を開催しました。
 このイベントは、父親が子どもと一緒にお菓子づくりを体験する機会として、同社の和洋菓子職人を講師に迎え、親子が焼き菓子のサブレに、思い思いの飾り付けをするほか、和菓子に用いる餡を食べ比べる「利き餡クイズ」を行うなど、88名の親子が楽しい時間を過ごしました。
 今後におきましても、食を通じた地域の子育て世代を支援する取組を推進してまいります。

 

(14 企業誘致について)
 企業誘致につきましては、愛知県に本社があります 株式会社アビヅが、7月に民間企業が所有する空工場を賃借し、臨空工業団地内に立地いたしました。
 同社は、リサイクル事業を行っており、10月から操業しております。
 次に、市内で立地操業しております株式会社メデックが、9月に本市と土地売買契約を締結し、流通業務団地の用地を取得いたしました。
 同社は、電子部品製造機械の設計、製作などを行っており、事業の拡張用地として活用すると伺っております。
 これにより、平成29年度の立地件数は5件となり、本市の産業振興に波及効果をもたらすとともに、今後の企業誘致に弾みがつくものと期待しております。
 企業誘致活動につきましては、10月に千葉県で開催された「シーテックジャパン2017」、「インターオプト2017」に出展するとともに、11月には愛知県で開催された「メッセナゴヤ2017」において、北海道や道内自治体・立地企業が連携して設置する北海道ブースに出展し、市内工業団地の特性や優位性をPRいたしました。
 立地企業の振興につきましては、7月31日に施行されました「地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律」に基づいて、市は「基本計画」を策定し、9月29日付けで国から同意を得ました。
 この基本計画に基づき、事業者が「地域経済牽引事業計画」を策定し、事業を展開する場合、税制優遇や補助金等の措置など、各種の支援措置を受けることができ、10月25日付けで、株式会社もりもとが北海道から道内第1号の承認を受けたところであります。
 今後も、様々な機会を活用し、企業誘致活動を積極的に進めるとともに、立地企業の振興に取り組んでまいります。

 

 以上申し上げまして、行政報告といたします。

 

 

 

 

 

 

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